家族ノカタチ (第10話 最終回・2016/3/20) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『家族ノカタチ』(公式)
第10話/最終回『オヤジに聞かすプロポーズ』の感想。
お互いが大切な存在だと気付いた大介(香取慎吾)と葉菜子(上野樹里)。相変わらずささいなことで口論になる2人だが、その様子を見詰める陽三(西田敏行)はうれしげだ。さらに、念願だった息子との晩酌も実現させて上機嫌な陽三は、葉菜子の手を離すなと大介を諭す。そんな中でも日々弱っていく陽三の希望をかなえるため、大介は自宅に葉菜子や律子(風吹ジュン)、恵(水野美紀)、佐々木(荒川良々)ら大勢の人たちを迎えて食事会を開く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
一定の “本作らしさ” はあったと思う
最終回も、本作を楽しんでいる方には、大いに異論がおありだと思うが…
普通は、普通のドラマなら、父親の余命を聞かされても何も出来ぬまま看取ることになり、「もっと親孝行をすれば良かった」となるところを、本作の主人公・大介(香取慎吾)は父親に近づこう、父を理解しようとした点については、一定の “本作らしさ” はあったと思うし、エンディングについてもそれなりに納得できた。
大介の喪主の挨拶の内容を、映像で魅せて欲しかった
ただ、それは大介が亡き父の喪主の挨拶で、本来本作が映像で描くべきことをご丁寧に台詞で説明したくれたら、こう言う解釈もあるなあと思ったに過ぎない。やはり、最終回の主人公の台詞の内容を、第1話からバランス良く映像で魅せて欲しかった。
それならきっと脇役の扱い方もスピーチくらいが丁度良いだろうし、大介と葉菜子(上野樹里)の進展しつつある関係も申す押し描いてもよってことになる。しかし、後者はあまり描かれなかった。その物足りなさは、第1~3話くらいの陽三(西田敏行)たちの大騒ぎが長過ぎたことと、陽三の死から最終回が短か過ぎたからだと思う。
結局、いろいろ詰め込んで大風呂敷を広げたが…
最終回は突然、全員が善人になった登場人物たちの食事会が描かれた。私は流石に、これまでのストーリーと馴染まないのでは?と思ったが。結局、いろいろ詰め込んで大風呂敷を広げたが、最後ののお片付けはガサッと上を結んで中身を隠してしまった感じに見えた。題材がオリジナリティーあるものだっただけに、残念。
あとがき
「一人が好き」と言う主人公の割に、スタート当初から大介に関わる人物が多過ぎたのが、詰め込み過ぎによる散漫さになって、ラストが尻切れになってしまった原因だったように思います。絞り込みさえすれば…
ただ、好意的な視聴者にとっては、「続きが観たい」と思わせたのは上手いと思いますが…
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【これまでの感想】
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