ナオミとカナコ (第10話 最終回・2016/3/17) 感想

ナオミとカナコ

フジテレビ系・『ナオミとカナコ』公式
第10話/最終回『後悔してない!!絶対逃げ切るよ』の感想。
なお、原作:奥田英朗「ナオミとカナコ」は既読(読書感想の記事)。


加奈子(内田有紀)が達郎(佐藤隆太)の失踪の件で警察に呼ばれ、事情聴取を受けることになった。動揺する直美(広末涼子)に対し、陽子(吉田羊)は警察に証拠を提出し、林(佐藤=2役)という替え玉の存在も話したと告げる。警察では、達郎に暴力を振るわれていた事実やマンションの防犯カメラの画像を突き付けられた加奈子が追い詰められていく。そんな中、直美は朱美(高畑淳子)の元に駆け込み、全てをさらけだして助けを求める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

抜群の配役センス!中村靖日さんの中国人弁護士

私には珍しく、敢えて原作小説を事前に読んでから鑑賞している本作。いつもとは違う楽しみを見つけた。それが妄想キャスティングだ。そして、以前にも書いたが、李朱美役の高畑淳子さんと斎藤順子役の富司純子さんが、私の妄想キャスティングとピッタリ。その他の配役も実にハマリ役と言って良い程のセンスの良さ。

そして、中国人ぼったくり弁護士役の中村靖日さんの配役センスも抜群だ。数秒の高畑淳子さんと中村靖日さんが片言の日本語で話す共演シーンの怪しさとおかしさったらありゃしない。それに、誰が味方か敵か判らない面白さ。こんな緊張感あるドラマの中でも、ちゃんと息抜きを入れて緩急をつける脚本と演出に感服するしかない。

視聴者に共感させる “間” の取り方が上手い

さて、最終回の大きな見所は、逃げる直美(広末涼子)と加奈子(内田有紀)と、追いかける陽子(吉田羊)のバトル試合。

原作小説では、車移動や徒歩移動などをかなりスリリングでスピード感溢れる描写で書かれているが、本作では敢えて直美と加奈子と陽子の心理描写を中心に落ち着いた表現に変更。

まずは視聴者を無事に出国審査を済ませるまでの直美と加奈子を応援させる “間” を持たせ、次に怒りと焦りの陽子にも共感させて。これだけでも映像的に良い感じのに、まだまだやるのが本作のメイン演出家の金井紘氏。

直美と加奈子のホワイトアウトから、陽子のカットアウトまでが絶妙すぎる

幸せそうに廊下を歩く直美と加奈子を7秒もかけてゆっくりホワイトアウト。シロミ(白い背景)もナント7秒。そして、3秒かけて陽子にフェードインして2秒でクロミにカットアウトして、ゆっきりメインタイトルで終了。この映像的な “間” の取り方はお見事としか言いようがない。これがサスペンス、これが人間描写だと思う。

あとがき

ラストの含みを持たせたエンディング、原作小説と解釈は同じですが、実に映像処理が良かったです。
私は逃げ切って欲しいと思いますが、物語としては、2人が捕まったかとか逃げ切ったとかはある意味どうでも良くて、殺そうと決心してから搭乗口に向かうまで “走り出したら止まらない、女2人の短絡的で刹那的だけど勇気ある自己実現の旅” を描き切ったのです。脚本、俳優、演出の三位一体の完成度が高い作品でした。

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