あさが来た (第140回・3/15) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第24週『おばあちゃんの大仕事』『第140回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
※ 本作は 3/5 にクランクアップ(撮影終了)しています。
※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
※ 毎日、ベタボメ感想だけではないので、ご理解を。
大隈綾子(松坂慶子)の協力を得て、千代(小芝風花)と啓介(工藤阿須加)の縁談を進めるあさ。一方、和歌山では、はつ(宮崎あおい)に惣兵衛(柄本佑)がみかん山を手放そうと言い出す。東京で、あさと成澤(瀬戸康史)は、女子大学校設立に向けた発起人大会を実現し、大きな話題となる。しかし、女子高等教育への世間の反発は想像以上に強く、成澤とあさたちは激しい非難の的になる。困難に直面するあさは…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
2分55秒超えの大作アバンに、不安しかない…
前回のアバンタイトルは、1分間でサクッと先週のダイジェスト版をやったのに、今回は朝から2分もがっつりと暗~い眉山家。もうこれだけで「今回は脇役のエピソードがてんこ盛りなのでご勘弁を」の声が聞こえてくるのが新田演出。その後も予想通りに囲碁の勝負。主題歌まで2分55秒超えの大作アバン。不安しか頭をよぎらないのだが…
あさの事業の部分を描く、描く、描く…
前日にネタ振りまでした囲碁の勝負も、あっけなく語りで決着報告のみ。ただ、大隈綾子(松坂慶子)が新次郎(玉木宏)に言った「内助の功」に至ったのは良かった。その後も、あさ(波瑠)の事業の部分を描く、描く、描く…。そうこなくっちゃ。
いきなりの急ブレーキ。なんで?
と思ったら、7分過ぎには大阪で、千代(小芝風花)の縁談の日取りのシーンが僅か20秒。不要なシーンだとは思わない。ホームドラマとしての一面としては大切な1シーン。ただ、ここにインサートする必要があったかどうか。明らかに、成澤(瀬戸康史)らの奮闘シーン後に「発起人大会」を直結した方が、あさを描いている印象が強くなるのに。どうした新田演出。
再び、あさの九転十起を描く、描く、描く…
流石に、翌日ホテルで開催された披露パーティーは語りで処理。新聞のインサートなど音楽でいよいよ順風満帆になりつつあると見せておいて、反対派の投石事件で山あり谷あり。風刺画入りの新聞など、小道具もいい感じ。再び、あさの事業を九転十起を描く、描く、描く…。そうこなくっちゃ。
2度目の急ブレーキ。話に水を差すのは止めた方が良い
と思ったら、残り1分10秒でまた大阪の千代(小芝風花)と東京の啓介(工藤阿須加)が約1分。でまた、あさと成澤に戻る。もう一度書くが、折角最終回に向けてヒロインの事業をまとまった形で描いているのに、話に水を差すようなことは逆効果。しない方が良いに決まってるのだ。
新田氏には、脚本をなぞるだけの編集はして欲しくない
もちろん、時間経過の描写のついでにと言う意図もあろう。サブタイトルから想像すれば千代の見合い抜きに今週が成立しないも分かる。でも、久し振りにとても良い感じであさの九転十起を描いているのに、わざわざ話を遮る必要があるのだろうか。今回の編集は脚本をなぞっただけでちょっと雑だったと思う。
あとがき
うーん、昨日の脚本と比べると大差がありますね。だから演出も。本作最後の大物キャラよのがメインだとどうしてもあさの影が薄くなり、事業の話も少な目になるのは承知です。何とか次回は編集で上手いこと魅せて欲しいです。水曜日は仕上がりが好転に浮かう日なので期待します。
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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
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第2週『ふたつの花びら』
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第3週『新選組参上!』
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第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
25 26 27 28 29 30
第6週『妻の決心、夫の決意』
31 32 33 34 35 36
第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』
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第9週『炭坑の光』
49 50 51 52 53 54
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『九転び十起き』
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第12週『大阪一のおとうさま』
67 68 69 70 71 72
第13週『東京物語』
73 74 75 76 77 78
第14週『新春、恋心のゆくえ』
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第15,16週は “五代さまウィーク”、その後は “はつが来た” で「あさロスが怖い」視聴者対策をするNHKをどう思う?
第15週『大阪の大恩人』
85 86 87 88 89 90
[備忘録] 自分の「あさが来た」の感想がブレる理由
第16週『道を照らす人』
91 92 93 94 95 96
第17週『最後のご奉公』
97 98 99 100 101 102
第18週『ようこそ!銀行へ』
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第19週『みかんの季節』
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第20週『今、話したい事』
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第21週『夢見る人』
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第22週『自慢の娘』
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第23週『大番頭のてのひら』
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第24週『おばあちゃんの大仕事』
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