怪盗 山猫 (第9話・2016/3/12) 感想

日本テレビ系・土曜ドラマ『怪盗 山猫』(公式)
第9話『全ての謎が繋がる!山猫、立つ』の感想。
なお、原作:神永学「怪盗探偵 山猫」シリーズは未読。
山猫(亀梨和也)は勝村(成宮寛貴)が殺し屋の「カメレオン」だと知る。結城の屋敷で瀕死(ひんし)の山猫を見つけたさくら(菜々緒)は、撃ったのは勝村だと聞くが信じられない。そんなさくらの元に勝村から山猫の過去を記した原稿が届く。一方、犬井(池内博之)に山猫との関係を疑われた関本(佐々木蔵之介)は拘束されてしまう。そんな中、山猫の仲間も始末するよう命じられた勝村が真央(広瀬すず)と里佳子(大塚寧々)の前に現れる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
台詞に頼らず、俳優と映像で見事に全容を魅せた
ついに、全容が解明と言ったところ。普通ならこれだけのネタを描くなら、『私を離さないで」のように台詞中心になって面白味が失せるのに、流石に映像の完成度が高い本作、回想シーンも手抜き無しだし、台詞に頼らずきちんと俳優と映像で見事に全容を魅せた。
成宮寛貴さんの、善人と悪人を演じ分ける演技力
そして、やはり触れぬ訳には行かないのが成宮寛貴さん。これまでも善人と悪人を演じ分けられる俳優ではあったが、『相棒 season11』での甲斐享 役の影響が大きいのだろう。『37.5℃の涙』のコミカルな役も本作の勝村英男 役もホント上手く演じてる。演じ分ける演技力、素晴らしいと思う。
出演者をひと回り大きな俳優に育てたドラマ
もちろん、他の出演者についてもきっと本作は今後に重要な作品になっているのではないだろうか。脚本、演出、俳優の三位一体の上に、それぞれが新しことをやろうと言うチャレンジ精神が映像に映っている。中でも広瀬すずさんは中盤から吹っ切れた大人の演技になったし、菜々緒さんも明らかに変わった。
亀梨和也さんの、主役としての存在感が素晴らしい
しかし、一番変化が大きいのが、亀梨和也さん。饒舌でハイテンションの山猫から冷静沈着な山猫まで自由自在に演じてる。その変化の速さに登場人物全員が合わせていくことでドラマのテンポも良くなって、結果、ドラマの主役(座長)の存在感まで高まってる。総括するつもりは無いが、本当に完成度が高いドラマになったと思う。
あとがき
次週が最終回とは早いものです。どのような結末になるのわかりませんが、出来れば今回で終わらず、次が見えるようなエンディングを期待します。
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