金曜ロードSHOW!特別ドラマ企画「天才バカボン ~家族の絆」 (2016/3/11) 感想

天才バカボン ~家族の絆

日テレ系・金曜ロードSHOW!特別ドラマ企画『天才バカボン ~家族の絆』公式
『赤塚不二夫の傑作マンガを初の実写化!くりぃむ上田が初主演オカリナがバカボン!!船越マツコ藤木えなり超豪華出演者(秘)大集合タモリが主題歌を歌う笑い&涙…4つの話』の感想。


奇想天外なバカボンのパパが巻き起こすエピソードを4つのストーリーで贈る。1話が2話に影響し、2話が3話に影響する。さらに、3話は1話にも絡んでいて、最後にすべてが、4話のストーリーに絡み合う。ドラマ好きも、そうでない人も、「あ~、そうだったのか!」と見ごたえのあるオリジナル脚本。「謎の隣人」(マツコ・デラックス)は、バカボン一家の隣りに住み、そっと観察している・・・最初から最後まで目が離せません。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---

想像していたよりは悪くなかった

脚本は、構成作家の天野慎也氏と『オトメン(乙男)~夏』で脚本デビューの吹原幸太氏。演出は、『奇跡の教室』等の栗原甚氏。
超有名傑作漫画&アニメの実写化と言うことで、この時点で好みも分かれるだろうし、3月11日の放送と言う部分も含めて賛否両論あるのが当然の本作。

で、感想を一言で言うと、想像していたよりは悪くなかったって感じ。やはり、物語がしっかりとバカボンのパパを中心のエピソードになっていたことで、ドラマ全体が締まって見えたのは良かったこと。また、最近やたらとうるさい演出上の表現に規制をかける倫理的な部分も、かなりがんばっていたのも好感が持てた。

もっとハチャメチャに面白く仕上げても良かった

正直私は、もっとハチャメチャに面白く仕上げても良かったと思う。バカボンのパパの「これでいいのだ!」で何でもアリにしちゃえば良かったと思う。もちろん、大人の事情で枠に嵌められてしまったのは十分に理解するが、やるならとことんやるのが、故赤塚不二夫作品であり、それを実写化する意味があると思う。

きっと、『ど根性ガエル』に代表される日テレの昭和アニメの実写化に共通する仕上げ方にも若干問題があったように思う。まずビジュアルを徹底的に凝ってリアルに作り込み、俳優には漫画チックな演技を要求しつつ、脚本は至って涙あり笑いありの普通の現代ドラマ風と言う図式。

決して間違った作戦ではないのだが、本作の原作ほどに徹底したシュールなギャグマンガの実写化なら、普通のドラマテイストを極力排除して、もっとコミカルにもっとシュールでも良かったと思う。その意味で、演出にはちょっと残念さが残る。

小ネタの面白さ、特に音楽の使い方は格別だった

ただ、上に書いたような面倒なことを考えずに書けば、笑いあり涙ありのドラマとしては、変てこキャラが主人公のホームドラマとして面白かった。4話が上手く絡み合ってる構成も楽しかったし。

私のツボだったのが、第1話の楽器店に犯人が立て籠もる際の過去の『太陽にほえろ!』の劇伴を引用したくだり。あの井上堯之バンドの名曲をバカボンのパパがギター演奏すると言う、何とも馬鹿馬鹿しいがこれでいいのだ。

また、ママがグランドピアノでショパンの『革命のエチュード』を見事に弾いた後、マツコ・デラックスさんが「そんな本気のヤツ」と突っ込むシーンがあった。実は3/10放送のマツコさんの『夜の巷を徘徊する』で楽器店を巡るくだりの中で(参照)、小泉今日子さん主演ドラマ『少女に何が起こったか』で主人公がコンクール本戦で弾くこの楽曲を練習したいと言っていた。この辺の内輪ネタの入れ方もこれでいいのだ。他にも洒落た選曲がたくさんあった。

あとがき

「こう言う解釈もあるなあ」と言う感じの2時間でした。サブタイトルに『家族の絆』とあるように、日テレの土曜日の夜らしい家族で楽しめるホームドラマには仕上がっていたと思います。どんどん原作を実写化しろとは言いませんが、果敢に攻める姿勢はつくり手として必要だと思います。
最後に、ウナギイヌに泣かされるとは思わなかった…

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