スペシャリスト (第9話・2016/3/10) 感想

テレビ朝日系・木曜ドラマ『スペシャリスト』(公式)
第9話『すべての謎が明らかに!冤罪に陥れた男とついに対決!!』の感想。
なお、過去の『スペシャリスト1,2,3,4』は鑑賞済み。
美也子(紺野まひる)のことでショックを受ける宅間(草なぎ剛)の精神状態を心配する千波(南果歩)。だが、普段通りに振る舞う宅間は、人の命を奪いながら罪に問われていない人間8人に殺し合いをさせた事件の経緯を振り返り、‘犯罪脚本家’佐神(上川隆也)が黒幕ではと疑う。そんな中、最初の犠牲者の第一発見者である交番巡査が殺され、拳銃が奪われる。さらに、死んだはずの真里亜(夏菜)の父・公昭(羽場裕一)が現れて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
連ドラとしての完成度は、毎回以上に高い
物語は、これまでの9話に、スペシャル4作を全部絡めて、いや集約させて1つの壮大な「我々」と言う巨大組織の話に繋げてきたのは恐れ入った。“犯罪脚本家” 佐神(上川隆也)が別格であることも、宅間(草なぎ剛)の元妻・美也子(紺野まひる)が巻き込まれたことも、きちんと理由付けして。
とにかく、過去に放送されたスペシャルまで利用した脚本はスゴイの一言。そして、最終回直前の今回はその謎解きの一部だけなのに、この見応え。最終回がどうなるのか、ここまで引っ張れたら連ドラとしての完成度は、毎回以上に高いと思う。
七髙剛氏の単調にならない演出の工夫が見事
また、今回は映像的に、スローモーションの使い方、カット割りの細かさ、凝った編集と、物語が単調にならないための演出的な工夫がいつも以上に施されていた。演出は、スペシャル4作と今作の第1,2,3話を担当した七髙剛氏。流石、本作らしさを一番理解してるって感じ。戸田山雅司の脚本との相性もバッチリだ。
あとがき
よく出来てますね、ホント。話にも登場人物にも無駄がありません。その上、テンポが良いのに視聴者をおいてけぼりにすることもない。俳優さんたちも素晴らしい。特に、“俳優・草なぎ剛” の存在感が醸し出すミステリアスな怒りとひょうひょうとした軽妙さの不思議なバランスが、本作を唯一無二の存在にしています。最終回がどうなるのか。出来れば、シリーズ化して欲しい作品です。
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【これまでの感想】
土曜ワイド劇場特別企画「スペシャリスト」 (2013/5/18) 感想
土曜ワイド劇場特別企画「スペシャリスト2」 (2014/3/8) 感想
土曜ワイド劇場特別企画「スペシャリスト3」 (2014/2/28) 感想
土曜ワイド劇場特別企画「スペシャリスト4」 (2015/12/12) 感想
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