ダメな私に恋してください (第9話・2016/3/8) 感想

フジテレビ系・火曜ドラマ『ダメな私に恋してください』(公式)
第9話『主任の大決心!彼女か私か』の感想。
なお、原作:中原アヤ「ダメな私に恋してください」は未読。
ミチコ(深田恭子)は黒沢(ディーン・フジオカ)にプロポーズするが、「おまえとは結婚しない」と断られる。一方で、黒沢は鯉田(小野武彦)から、ミチコの影響でいい笑顔になったと指摘される。会社では、ミチコの商品企画が社内で最終選考に。最上(三浦翔平)も大きな企画を立ち上げ、2人は励まし合う。だが、最上はミチコと黒沢が再び同居していると知り複雑だ。そんな折、黒沢は連絡を受け、慌てて春子(ミムラ)の店へ向かう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本、演出、俳優が創出する違和感のない世界観
第9話にして今さら言うのも何だが、これまで深田恭子と言う女優さんが苦手だった。あのぶりっ子(古い!)演技やどれも似たような役柄ばかりのところとか。しかし、本作でこれらの考えを改めた。その理由は、本作の柴田ミチコ役は深田恭子さんでしか成立しないことが分かったから。
深キョンにしか演じることが出来ない役があることこそが、“女優・深田恭子” の存在意義なんだと。そして、「深キョンにしか演じることが出来ない役」と言う部分で言えば、黒沢役のディーン・フジオカさん含めて、脇役もみんなハマリ役。脚本、演出、俳優が創出する違和感のない世界観がホント素晴らしい。
何をやっても、2人の恋バナであることがブレない
ストーリーは最終章の幕開けに相応しく、今回から新たなミチコ(深田恭子)と黒沢(ディーン・フジオカ)の関係が始まった。そして、ミチコの実家の件が前回で一段落したから今回は春子(ミムラ)の花屋の経営危機問題。脇役も舞台も総動員・集結させ、更にミチコの仕事まで絡めて乗り越えようとする物語。
お蔭で最上(三浦翔平)にも大役が与えられ、黒沢に一撃を食らわすと言う面白さ。「全員野球」と言う言葉があるが、正に登場人物全員で関わってるのに、ミチコと黒沢のバッテリーがしっかりと物語の背骨を貫いて描かれているから、何をやっても2人の恋バナであることがブレることは無い。それだけでも実にお見事。
人間愛をさらりと描く、秀逸な胸キュンラブコメ
黙って荷造りするミチコのせつなさ。常に前向きで周りの人間を応援するミチコは、“恋” については奥手かもしれないが、彼女の行動の原動力は “愛” なのだ。だから、せつなくも黙って荷造りも出来るし、主任にビシッと言ってやれる。自分は肉を腹いっぱい食べて “愛” を育て、相手の笑顔のために生きる女。
もはや、恋バナ、ラブコメを超越して、きちんと人間ドラマになってる。本当はどんなテレビドラマも本作のように人間の本質を描くべきなのだ。本作は、このほんわかした雰囲気とせつないラブコメの様式を借りて、人間の奥深い部分をさらりと描いてる。ホント、完成度が高いと思う。
あとがき
第1話の頃は、いつもの深キョンっぽい役と、朝ドラで人気を博した五代さまに、三浦翔平さんの三角関係のラブコメかと思って観ていましたが、まさかここまで完成度の高い胸キュンラブコメになるとは嬉しい誤算です。ついに、次回が最終回。大いに期待します。
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【これまでの感想】
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