怪盗 山猫 (第8話・2016/3/5) 感想

日本テレビ系・土曜ドラマ『怪盗 山猫』(公式)
第8話『最終決戦!裏切り者はあいつ!?』の感想。
なお、原作:神永学「怪盗探偵 山猫」シリーズは未読。
関本(佐々木蔵之介)は、自殺した藤堂を裏で操っていた結城に山猫(亀梨和也)の抹殺を命じられるが失敗。今さら結城の元に戻れない関本は、山猫と組んで結城を葬り、彼の資金源である旧日本軍の隠し財産の横取りを計画する。同じころ、山猫を追う犬井(池内博之)は杏里(中村静香)に接触し、ある情報を聞き出す。結城の資料を入手するため警察博物館の隠し部屋に侵入した山猫と勝村(成宮寛貴)は現れた犬井に逮捕されてしまう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今回も、視聴者を飽きさせない工夫が満載
前回の美術セットの間違い探しも楽しかったが、今回はクイズ。それも、あのアメリカ横断ウルトラクイズ。その上、看板に番組特製ウルトラハット(帽子)と例のフリップまでまた用意するとは。それに、3号店だったんだ。そして5分近くのお遊び&コントのコーナーが終わると、スパッとシリアス路線へ転換。
もはや、この構成が様式美にもなっているのが素晴らしい。もちろん、内容が凝りに凝りまくってるからパターン化になんてなってないし。とにかく、今回も視聴者を飽きさせない工夫満載で始まった。
最終章の入り口として、万全な仕上がり
とは言え、物語が最終章に突入したせいで、最終回までの段取り構成をしたからだろう、これまでよりも若干引き延ばし感があったのは否めない。それでも、コミカルな部分とシリアスな部分をタイミングよく切り替えつつ、登場人物たちの個性を活かしたエピソードを綴り、最後の最後でまさかの展開。
テンポもいい、本作らしさもある、物語は先が読めない面白さ。その意味では、最終章の入り口として、万全な仕上がりだったと思う。
山猫は、俳優とアイドルの亀梨和也が共存して完成する
第4話までの饒舌でハイテンションな山猫(亀梨和也)と第5話の無口な山猫が、この最終章で見事に合体して、私には “新生山猫” にさえ見えた。今回、 勝村(成宮寛貴)の誕生日会のシーンでインサートされていた “俳優・亀梨和也” のオフショット風の映像がそう感じさせたのだ。
例えば、山猫と勝村が余興で踊るダンスが修二と彰の『青春アミーゴ』の振付けだった。普通ならファン向けのネタで鼻に障るところだが、もう山猫と言う登場人物に俳優と言うより “亀梨和也” そのものが食い込んでいると言えば良いのか。
架空の登場人物「山猫」の中に俳優とアイドルの “亀梨和也” が共存して成立しているからこそ、山猫ワールドが不思議なリアル感を醸し出しているに違いない。
あとがき
ますます先が読めなくなって、面白くなってきました。次回にも期待します。
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