東京センチメンタル (第8話・2016/3/4) 感想

テレビ東京系・ドラマ24『東京センチメンタル』(公式)
第8話『観音裏の恋』 ラテ欄『浅草・観音裏~憧れの女性と最後の約束…甘い豆かん大人の味』の感想。
なお、2014年12月30日にスペシャルドラマは鑑賞済み。(感想の記事)
卓三(吉田鋼太郎)の店に初恋の人・恭子(市毛良枝)が訪ねてくる。恭子は40年以上前に引っ越して以来、初めて東京・浅草に戻ってきたという。卓三は浅草の中でもうそのように静かな地域・観音裏を案内し、思い出話に花を咲かせる。恭子は浅草を離れた後、大阪で苦労し、夫と死別したと話す。かつて恭子とのデートを果たせなかった卓三は、もう一度デートを申し込む。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
雑感 その1…
冒頭、店内に入る恭子(市毛良枝)の足元のアップ、卓三(吉田鋼太郎)ナメ(越し)の恭子のバストショット3度の使い回し、その後の和菓子のアップ。何れもこれまでの本作と明らかに違う演出。脚本も前回に似て、物語が卓三よりも恋のお相手にフォーカスしたまま進んで行く。
雑感 その2…
その後も、卓三と恭子の2ショットも、くるり屋のシーンも似たような構図の連続。卓三もいつも以上にモノローグが多く、敢えて言うなら演出は脚本をただなぞってるだけで単調、脚本はあざとく狙い過ぎって感じで中盤まで進んでしまう。
雑感 その3…
本作のお約束、蕎麦屋の店主・荒木(小栗旬)が卓三(吉田鋼太郎)をけしかけるシーンは、今回は男の背中で、男の色気や男気を魅せたと言いたいところだが、次の待ち合わせのシーンが直結、しかも即卓三のモノローグが入ってしまったために、雰囲気だけで情緒的な余韻が無いのが残念。
雑感 その4…
確かに、タイトル通り「東京で起こったセンチメンタルなお話」ではある。ただ、全体の構成が、前回同様にゲスト側のメインストーリーに卓三が参加しているって感じ。ただ、オーラスのくるり屋の工場(こうば)で卓三がセピア色の写真と印刷がかすれたチケットと一緒に思い出を箱にしまい込むシーンは印象的だった。
あとがき
今回の脚本は、ちょっと残念な仕上がりだった第7話『佃島の恋』担当のブラジリィー・アン・山田さん。演出は、お金を出して観たのに感想を書く気にならなかった映画『好きっていいなよ。 (2014)』の脚本・監督で、本作初担当の日向朝子さん。
確かに、これも『東京センチメンタル』のある一面を描いているとは思いますし、脚本と演出で「一本の短編小説風」を狙ったのかもしれません。ちょっと変わった1話としてなら良いと思いますが、この手の作品ばかりでは困るって感じでした。やはり本作には、中高年のオジサンを元気にして欲しいんです…
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