スミカスミレ 45歳若返った女 (第5話・2016/3/4) 感想

テレビ朝日系・金曜ナイトドラマ『スミカスミレ 45歳若返った女』(公式)
第5話『さよなら!余命わずか…45歳下の初カレ…最後のスキー旅行!!』の感想。
なお、原作:高梨みつば「スミカスミレ」は未読。
真白(町田啓太)の自宅にあったびょうぶの封印が解け、黎(及川光博)の婚約者・雪白が現れた。雪白は子作りを黎に迫るが、黎はすみれ(桐谷美玲)が自分の主人だからと拒絶。実は封印は完全に解けておらず、黎はすみれが心から幸せを感じるまで見届けるという。そんな中、すみれは真白から1泊2日のスノーボード旅行に誘われる。夜の2時間だけ澄(松坂慶子)に戻ってしまうすみれは迷うが、黎の助言を受け、行くことにする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
雪白登場が、2匹の化け猫の対比を生み、面白くなった
私が小西真奈美さんのファンだから贔屓目も多分に入っているが、小西さん演じる雪白(化け猫・黎の許婚)の登場のお陰で、今後も観続ける楽しみが出来た。
その理由は、これまでは黎(及川光博)1人が本作の大事な要素である “妖艶さ” や “不可思議さ” を引き受けていたのが、雪白と2人分で表現することができるようになったから。また、黎がすみれ(桐谷美玲)の幸せを献身的に支えるのに対して、雪白はより大胆に積極的に支援する化け猫の対比が出て来たのも大きい。
雪白の登場で、物語が変わり過ぎたとも言える
ただ、この雪白の登場。私には朗報でしかないのだが、明らかにこれまでの本作とは物語に変化をもたらしたのは確か。「第1章」から「第2章」なんてもんじゃない、もっと大きく、同じキャラで別の話になったようにも思えなくもない。私には飽きさせない工夫と思えるが、好みが分かれるかもしれない。
従って、「何だろ?雪白って必要?」と思う視聴者も多いと思う。ここは、視聴率にどう反映するかが楽しみだ。
桐谷さんの似せ方と松坂さんの独白が、一体化してきた
しかし、上でも少し触れたが、及川さんと小西さんの『相棒 -劇場版II- 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜』以来の共演は大きなサプライズ。それに、演出的にすみれ(桐谷美玲)の姿に重なる松坂慶子さん演じる澄のモノローグが増えて、「すみれの中に澄がいる」ことが映像的によく分かるようにもなった。
また、今回で言うなら、「まさか松坂さんはやらないよな」と思った、スキー場での遭難シーンなどもしっかりと描き、桐谷さんが松坂さんに似せられる部分と松坂さんのモノローグの使い方がより極まったと思う。この調子で、進んで欲しい。
あとがき
「子作り」なんて言葉を始め、昭和テイストの言葉が台詞内のあちこちに散りばめられており、それがまた本作の不思議さの演出にもなっていますし、恐らく原作漫画の読者層より上の世代の人たち(私もそうですが)には、懐かしさや日本の言葉の美しさも感じさせ、結果幅広い人たちが楽しめ作品に仕上がっていると思います。
また、ヒロインの恋の相手が病弱で…と言う設定も、昭和時代のアイドル映画ではお約束の設定。恋敵がいじめてどうこうなんてことで、恋が成就しないよりずっと健全な雰囲気もあります。とにかく、脚本、配役、俳優、演出のバランスが良いです。平成と昭和の味付けをうまく調和させてるのもいい感じです…
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