ディレクターの目線blog@FC2

本家「ディレクターの目線blog」の緊急時&トラックバック用ブログです。コメントは出来れば本家blogへ!

●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。

●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。


0

わたしを離さないで (第8話・2016/3/4) 感想

わたしを離さないで

TBSテレビ系・金曜ドラマ『わたしを離さないで』公式
第8話『友との別れ…解ける因縁、託されたのは最期の希望』の感想。
なお、原作:カズオ・イシグロ「わたしを離さないで 」は未読。マーク・ロマネク監督映画「わたしを離さないで(2010)」も未見。


恭子(綾瀬はるか)と美和(水川あさみ)、友彦(三浦春馬)は陽光学苑の跡地へ。ところが、高い塀に加え門は閉ざされ、中には入れない。近くで休憩することにした3人は、数年ぶりに穏やかに会話をする。恭子と友彦がサッカーのリフティングを楽しむ中、美和は2人から少し離れた場所へ。そこに警備員が現れ、美和を連れていく。警備員から知らせを受けた恭子らが門の中を訪れると、そこでは生気を失った子どもたちが暮らしていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

中盤までは、正常進化したし、面白かったのに…

前回で漸く何となく次には何かが起こりそうとか、その時だけものすごく悲し気とか言う曖昧な表現ばかりでなく、登場人物たちのそれぞれの運命を大きく描くことに軌道修正し(たと思う)、登場人物の置かれた環境だけが特異であって、人間的な感情を “普通” に描いて良かったと思った。

そして、中盤位まではその延長線上に恭子(綾瀬はるか)と美和(水川あさみ)、友彦(三浦春馬)を配置して、美和の死を真正面から描いたと思う。その意味では、正常進化して評価もしたいし、面白い作品だったと思う。

終盤は、再び物語が内向的になり、引き延ばし感も…

ただ、終盤でまた登場人物たちが内に籠ってしまった。こうなると、物語そのものも内向的になって、“普通” がまた “違和感” に映ってしまう。その上、今回いろいろ描写が細かくなったために、丁寧さが引き延ばし感に転換してしまった。それが本当に残念で仕方がない。

折角、出演者のファンが楽しむドラマから、前回で脱却する方向が見えただけに残念と言うか、勿体ない。題材も興味深いし、俳優さんたちの演技もいい。それだけに勿体ない。

あとがき

いいところを言ってるとは思うんですけれど、私には感動よりも勿体ないと言う気持ちの方が大きいです。次回に期待します。

皆さんにご協力頂いたアンケートの集計が出来ました。以下の記事で、ご紹介しております。
[集計と考察] 読者の皆さんにお聞きしたい「連ドラの視聴を途中で止める条件は?」投票受付終了

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング


     

★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
TBS系 金曜ドラマ「わたしを離さないで」オリジナル・サウンドトラック
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
映画「わたしを離さないで(2010)」 [Blu-ray]
アイランド [DVD] 臓器提供用のクローンとして生まれた男女が、運命に逆らうべく逃走劇を繰り広げる…


★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/8185/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方は、
   http://dmesen.seesaa.net/article/434591374.html でも受付けております。


【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック

【わたしを離さないで】第8話 感想

私達は天使だから。 困っている人に未来や希望、新しい人生を与えるの。 美和は、そういう素晴らしいことをするの。 陽光の生徒達はその使命に誇りを持っていく天使なの。 私、ずっとついてるから。 そばにいるから。 やり遂げるの見てるから。 わたしを離さないで  第8話     3人が陽光学苑へ行ってみると、そこは監獄のような鉄の扉に閉ざされた冷...

わたしを離さないで 第8話

美和(水川あさみ)の希望を聞いた恭子(綾瀬はるか)と友彦(三浦春馬)は、3人でかつて学校があった場所を訪ねます。 しかし、そこは当時の学校の面影はなく、提供者を育てるための別のホームになっていました。 友彦としばらく昔話に花を咲かせていた恭子は、席を外した美和の帰りが遅いことを心配して捜しに行きますが、そこでホームの管理人たちと出会って・・・ 美和が保護されたことを聞いた恭...

みんなが私の幸せを願ってくれたのです(綾瀬はるか)

教育の基本は「愛」である。 自分を愛することの素晴らしさを教え、自分を愛するように他者を愛することを育む。 バランスを変えれば「個人主義」に導くことも可能だし、「奉仕精神」への傾斜を形成することもできる。 「個性」は「複雑さ」の許容となるし、「標準」を求めれば「画一化」が推進される。 「生きるために

わたしを離さないで「友との別れ…解ける因縁、託されたのは最期の希望」

タイトルの語が、なんと美和(水川あさみ)から、恭子(綾瀬はるか)に向かって放たされましたね。 美和の希望で恭子と友彦(三浦春馬)が向かった陽光学園に昔の面影はなく、雰囲気もそこに居る子供達も荒涼としてました。 また、クローンでしょうか? 自分そっくりな容姿の子を見て驚き、思わず声をかける恭子ですが、子供は、ただ固まって怯えるだけ。黙って学園の人々に連れ去られます 恭子は、自...

「私を離さないで」8 ☆☆☆

「私を離さないで……!」タイトルは美和の、「提供」に連れて行かれる「天使」の絶叫だったのですね。伸ばされた手を握りしめ「あなたは尊いことをしている」と呼びかける恭子。 ...
My profile

Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

PR


TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村  PVアクセスランキング にほんブログ村

楽天市場PR

カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR

FC2カウンター

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数: