あさが来た (第131回・3/4) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第22週『自慢の娘』『第131回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
また、本記事では「宮崎あおい」さんの「さき」は本来の「立つ崎」が機種依存文字のため「崎」に統一しています。
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あさ(波瑠)の父、忠興(升毅)は、はつ(宮崎あおい)が嫁ぎ先で苦労してきたことを悔いていた。しかし、はつの思いは違っていて…。そして忠興は、新次郎(玉木宏)にはあさが迷惑ばかりかけていることをわびる。すると、新次郎は…。あさは、大隈綾子(松坂慶子)を訪ね、女子大学校の設立について話し合っていた。その後、忠興の部屋を訪れたあさに対し、忠興はある考えを話す。あさはその話を聞いて驚いてしまう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
父親の深い愛情の物語として、感慨深かった
なぜ、あさ(波瑠)の父・忠興(升毅)の病床に、はつ(宮崎あおい)と新次郎(玉木宏)がいるのに、肝心のあさを不在の設定にしたのかの疑問は大いに残るものの、升さんの名演技と過去の放送との脳内咀嚼で、何とかその疑問は吹っ飛び、父親の深い愛情の物語に思えた序盤。
どうやら、何が何でもあさとはつはセットで、お互いの見せ場の時は同居させないスタイルを最後まで踏襲するようだ。ただ、先にも書いたように、ホームドラマとしても実に感慨深いシーンになっていた。しかし、同居させないために、あさを取って付けたように大隈綾子(松坂慶子)に合わせに行かせたのは解せないが…
この父の娘に生まれたあさの幸福感を、きれいに描いた
そして、ただの時間経過のインサートに使われた大隈家のシーンを挟んでの、夕景の忠興のシーンには予想通りにあさ1人。相変わらず今週の照明演出は気になってしょうがない。今回は夕日が2つあるような光源の使い方で。まあ、これは脚本の問題ではないが。
でも、今回のあさと忠興の会話劇を見ていると、あさとはつを分離して描く必然性を感じなくもない。いや、良かったと思う。要は、そう言う裏を感じさせないように書いて欲しいのだ。
内容としては、今回の父の「こら、あさ」は、昔のような元気いっぱいのでは無かったが、忠興らしい愛情表現になっていた。また、「今は自慢の娘になってしまいおった」と父から褒められた娘の嬉しさと悲しさが同居した、この父の娘に生まれた幸福感を味わったに違いない。良いシーンだった。
あとがき
まさか、よの(風吹ジュン)まで今週逝くのかと思って冷や冷やしました。こうなると、梨江(寺島しのぶ)が子どもたちと最期を看取るシーンが無かったのが悔やまれますし、不自然に見えますね。それと、はつなのか宮崎あおいさんなのか分かりませんが彼女の特別扱いも。とは言え、これであさの女子大学校設立の話が再起動するようで。
スピンオフドラマやら最終週のゲスト発表など、NHK大阪の視聴者煽りは事欠きませんが、どうぞ本編でしっかりあさを描いて頂きたいです。
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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
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第2週『ふたつの花びら』
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第3週『新選組参上!』
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第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
25 26 27 28 29 30
第6週『妻の決心、夫の決意』
31 32 33 34 35 36
第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』
43 44 45 46 47 48
第9週『炭坑の光』
49 50 51 52 53 54
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『九転び十起き』
61 62 63 64 65 66
第12週『大阪一のおとうさま』
67 68 69 70 71 72
第13週『東京物語』
73 74 75 76 77 78
第14週『新春、恋心のゆくえ』
79 80 81 82 83 84
第15,16週は “五代さまウィーク”、その後は “はつが来た” で「あさロスが怖い」視聴者対策をするNHKをどう思う?
第15週『大阪の大恩人』
85 86 87 88 89 90
[備忘録] 自分の「あさが来た」の感想がブレる理由
第16週『道を照らす人』
91 92 93 94 95 96
第17週『最後のご奉公』
97 98 99 100 101 102
第18週『ようこそ!銀行へ』
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第19週『みかんの季節』
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第20週『今、話したい事』
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第21週『夢見る人』
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第22週『自慢の娘』
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