相棒 season14 (第18話・2016/3/2) 感想

テレビ朝日系・『相棒 season14』(公式)
第18話『神隠しの山』の感想。
右京(水谷豊)は、指名手配中の宝石強盗・斗ヶ沢(窪寺昭)が銃を手に逃げ込んだ夕霧岳での山狩りに駆り出される。山中の樹木に銃痕を見つけた右京は、単独行動中に崖から転落。目を覚ますと有名な陶芸家・流雲(大槻修治)の工房にいた。7年前に流雲は山中で消息を絶ち、工房は弟子の鉄朗(升毅)と喜久子(山口果林)夫婦が守っていた。右京は夫婦が斗ヶ沢をかくまっているのではと疑うが、外部に連絡する手段がない。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
『相棒』の山岳捜査モノは、面白い作品が多いが…
脚本は、Season13第9話『サイドストーリー』担当の池上純哉氏。演出はお馴染の橋本一氏。そもそも上に書いたあらすじに、亘(反町隆史)の名が無い時点で暗雲が立ち込めて始まった第18話。
予想通りに亘は都合良く別行動で、右京(水谷豊)の自由行動を捜一もお見逃し。そして、最近登場するようになった肉体派右京のアクションで、『杉下右京の事件簿』の出来上がり。当然、山岳ロケだから1話で終わるはずも無く、2週跨ぎの前後編構成。まあ、『相棒』の山岳捜査モノは面白い作品が多いのだが…
前後編にしたお蔭で、引き延ばし感が…
個人的には『デカワンコ』以来、大注目の升毅さんだから本作でじっくり観たいと言うのはある。それに、現放送中の朝ドラ『あさが来た』でも全国的に注目されているから、ここで人気にあやかって2回戦って大人の事情だろうか。
ただ、今回の話、前編でほぼすべて終わっていると言って良いのでは?後編は延々と右京さんによる種明かしを観るってことになるのだろうか。まあ、引き延ばし感は、既に前編の後編から右京さんがじわじわと鉄朗(升毅)を攻め込む段階で、始まっているのだが。
これ以上右京にキャラを後付けして、目立たせなくても…
先に書いたように、『相棒』の山岳捜査モノは面白い。ただ、今回の『杉下右京の事件簿』がいつものとは違うのがとても気になる。そう、右京がいつもの右京で無い。冒頭のアクションも然り。こうして、最近の本作は、右京にいろいろ後付けして、キャラクターを変化させた放送回が増えている。
これ以上、今でも十分に個性的な杉下右京を目立たせては、『相棒』らしさが益々失われていくような気がしてならない。前々回、前回に比べると、私にはかなり面白い作品に仕上がりつつあるだけに、『相棒』らしさがあったら…と思う。
あとがき
確か、杉下右京なる人物は食事のマナーにも完璧なはず。なのに、食事のシーンで魚料理の皿で揃え箸(箸を食器等に突き立てて揃える所作)をやってました。折角、アクションまでやるのなら、こう言う細かい部分にも細心の注意をして欲しかったです。こう言う小さいことが気になる視聴者多いのですから、相棒ファンは…
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