あさが来た (第129回・3/2) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』公式
第22週『自慢の娘』『第129回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
また、本記事では「宮崎あおい」さんの「さき」は本来の「立つ崎」が機種依存文字のため「崎」に統一しています。
※ベタボメ感想だけを読みたい人は、ブラウザバック(=ブラウザ上で前のページへと戻る)をするのが良いと思います。


京都に来たあさ(波瑠)は、千代の友人の宜(吉岡里帆)に会うため女学校の寄宿舎に向かった。しかし、宜の部屋にいたのは母のフナ(高橋由美子)であった。娘の話題で話が盛り上がると…。和歌山では、寝たきりの菊(萬田久子)、はつ(宮崎あおい)、惣兵衛(柄本佑)は、みかんの花咲く山々を眺めていた。大阪で両替屋として、栄えていた山王寺屋を思い返した菊は…。一方、あさは、女子大学校の設立のために東京へ向かう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

水曜日になったが、アバンの仕上がりはイマイチ

今回のアバンタイトルも何かイマイチ。冒頭の亀助(三宅弘城)のコントは楽しいかったが、あさ(波瑠)が千代の友人の宜(吉岡里帆)を訪ねて声をかける場面で、部屋にいたのは母のフナ(高橋由美子)ってまずオチを見せてから、お寺の鐘が鳴るのだが、「へっ?」とホルンの音が重なって中途半端。

その楽曲も(多分)編集して曲終わりを持って来たから主題歌に繋がり難い。普通にびっくりぽんのあさの顔に主題歌を被せるだけで良かったような…

キンキン声を封印した千代を演じる小芝風花さんに期待

さて、主題歌明けの京都のくだりは、芸達者な高橋由美子さんの老け役のお蔭で、思春期の娘を持つ母親同士のドラマに見えた。やはり、ここ最近は波瑠さん演じるあさが今一つ年齢不詳に見えていたから、相手役で年齢を感じさせるのは良いアイデア。

そして、キンキン声の千代(小芝風花)も封印。某朝ドラでも過去に主人公の娘に妙な個性的なキャラをくっつけて、その娘が登場する度に雰囲気ぶち壊しになったことがあった。本作の千代はそこまでではないが、あまりつくり手のゴリ押し感が出てしまうと鼻につく。

朝ドラはメジャーへの大チャンスだと思うが、小芝風花さんにとっては、いつまでもお子様ランチみたいな役を続けるより、好感度抜群の母親思いの娘の方が得なはず。あのキンキン声が聞けないのは少々寂しさもあるが、今回を機に、娘の成長と母の仕事を上手く重ねて描いてくれることを期待。もちろん千代にも期待…

照明演出が…

そして中盤以降は和歌山。相変わらず照明演出が気になる今週。軒先での日差しの強さと色合いから、季節も時間帯も見えてこない。菊(萬田久子)の顔に照明が当たり過ぎているのが最大の原因なのだが。

加野銀行の店先のシーンも夕方風のライティングだが、顔の明暗差はかなり強い。そんな強調すべきシーンには思えない。だって、BGMは和歌山へ旅立つ藍之助(森下大地)の曲のままなんだから。まあ、「見舞い」は共通しているが話は別なのだから、舞台はいつもの和室に移して別シーンで改めるのもアリだったかも。

遺族の涙が、菊が最期の命の炎を燃やして生きた証を…

そして、藍之助が和歌山の地へ着いた時には、既に菊(萬田久子)が息を引き取ったあと。前回でのはつ(宮崎あおい)と菊の会話が素晴らしかったから、息を引き取る瞬間を描かないのは良かった。だって、遺された家族の涙で、菊が最期の命の炎を燃え上がらせて、この時代を生き抜いて逝ったことがきちんと表現されたから。

そして、葬儀のシーンでの縁側の愛之助たち。ほんのり月明りの中でも良さそうだが、これまたどこにある灯体からのか分からぬ強い光で強い影。室内のはつたちと全然違うのがやはり気になる。演出、特に照明は木曜日に期待したいと思う。

あとがき

結局、「千代がキンキン声を封印すること=千代の成長=あさの安堵」であることを、本作らしく地道にコツコツと絡まった糸をほぐすように描いたってことになると思います。それを小芝風花さんがやりきったと言うことでもあります。その意味で、キンキン声は耳障りでしたが、聞けないのも寂しいわけです…

また、藍之助が祖母の死を受容するまでの過程も、短時間ではありましたが、実に丁寧に脚本も演出も描写していたと思います。演技指導的な部分はかなり馴染んできたと思います。あとは、『あさが来た』がこれまで魅せてきた小道具や照明を使った登場人物の心情描写ですね。今週の鈴木航氏の演出、予想通り右上がりになってます…

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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
1 2 3 4 5 6
第2週『ふたつの花びら』
7 8 9 10 11 12
第3週『新選組参上!』
13 14 15 16 17 18
第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
25 26 27 28 29 30
第6週『妻の決心、夫の決意』
31 32 33 34 35 36
第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』
43 44 45 46 47 48
第9週『炭坑の光』
49 50 51 52 53 54
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『九転び十起き』
61 62 63 64 65 66
第12週『大阪一のおとうさま』
67 68 69 70 71 72
第13週『東京物語』
73 74 75 76 77 78
第14週『新春、恋心のゆくえ』
79 80 81 82 83 84
第15,16週は “五代さまウィーク”、その後は “はつが来た” で「あさロスが怖い」視聴者対策をするNHKをどう思う?
第15週『大阪の大恩人』
85 86 87 88 89 90
[備忘録] 自分の「あさが来た」の感想がブレる理由
第16週『道を照らす人』
91 92 93 94 95 96
第17週『最後のご奉公』
97 98 99 100 101 102
第18週『ようこそ!銀行へ』
103 104 105 106 107 108
第19週『みかんの季節』
109 110 111 112 113 114
第20週『今、話したい事』
115 116 117 118 119 120
第21週『夢見る人』
121 122 123 124 125 126
第22週『自慢の娘』
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