[集計と考察] 読者の皆さんにお聞きしたい「連ドラの視聴を途中で止める条件は?」投票受付終了
584票の投票結果はこちらです
2週間前に『読者の皆さんにお聞きしたい「連ドラの視聴を途中で止める条件は?」投票受付中!』で、584票を頂戴致しました。皆さん、投票のご協力ありがとうございました。順位は、下記のようになりました。
また、頂戴したコメントなどは、こちらで読むことが出来ます。
第1位 登場人物に共感できない 13.0% (76票/13.0%)
第2位 何を描きたいのか伝わってこない 12.2% (71票/12.2%)
第3位 テンポが悪い・なかなか先に進まない 11.5% (67票/11.5%)
第4位 設定に矛盾がある・物語が不自然 10.4% (61票/10.4%)
第4位 後味が良くない・不愉快 10.4% (61票/10.4%)
第6位 出演者・キャストに魅力がない 8.7% (51票/8.7%)
第7位 出演者・キャストの演技が下手 7.5% (44票/7.5%)
第8位 展開がワンパターン・先が読めてしまう 6.0% (35票/6.0%)
第9位 馬鹿馬鹿しい 3.8% (22票/3.8%)
第10位 その他 3.3% (19票/3.3%)
第10位 エロ・グロ等が嫌い 3.3% (19票/3.3%)
第12位 出演者・キャストが活かされていない 2.6% (15票/2.6%)
第13位 安っぽい 1.7% (10票/1.7%)
第14位 録画の失敗等で一度見逃したら 1.4% (8票/1.4%)
第14位 設定に現実感がない 1.4% (8票/1.4%)
第16位 原作とイメージが違い過ぎる 0.9% (5票/0.9%)
第17位 睡魔に勝てない 0.7% (4票/0.7%)
第18位 テレビドラマを観ない 0.3% (2票/0.3%)
第18位 エロ・グロ等の家族で観づらい表現がある 0.3% (2票/0.3%)
第18位 内容が難しくてわからない 0.3% (2票/0.3%)
第18位 第1話を観たら、取り敢えず最終回まで観る 0.3% (2票/0.3%)
そして、この結果から私なりの考察をしてみました。
脚本家の能力が、低下している…
第1位 登場人物に共感できない
第2位 何を描きたいのか伝わってこない
第4位(同率) 設定に矛盾がある・物語が不自然
上位群から見えてくるのは、最近のテレビドラマがつまらなくなってきている根本的な原因が含まれているような気がします。言ってしまえば、脚本家の能力の低下と言うことになるでしょうか。
民放のテレビドラマは、ドラマに挿入されるCMの広告料で制作されているのはご存知だと思います。だとしたら、視聴者に毎週観て貰えるような興味関心を惹く作品をつくって当然です。
そのために、多くの視聴者が虚構の中の真実の世界に自然に入り込めるような導入や設定、その中で生まれ葛藤しながら生きていき、やがて夢を実現していく姿に共感し応援出来る登場人物、そしてブレない強いストーリーが、面白いドラマの脚本に不可欠だと思っています。
この3つの内1つでも欠けたら、視聴離脱するのは当然だと思います。
連ドラ視聴の世界は、実に刹那的…
第3位 テンポが悪い・なかなか先に進まない
第4位(同率) 後味が良くない・不愉快
第8位 展開がワンパターン・先が読めてしまう
第9位 馬鹿馬鹿しい
10位以内から見えてくるのは、連ドラと言う放送形式と現代社会における生活リズムが合い難くなってきていることが、一層強まっていると言うことでしょうか。90年代のトレンディードラマ全盛期は “毎週テレビに噛り付いて” と言う表現がピッタリだったかと思いますが、今では多くの人の1日のテレビ視聴時間はどんどん少なくなっているはず。
また、最近はいつでもどこでもネットで見られますし、録画機能の発達も目覚ましい。そうなると余程の熱烈な連ドラファンでなければ、まずどのドラマを観るのか探すのが億劫、やっとお目当てを見つけたは良いが毎週忘れずに観続けるも一苦労。その上、毎回1時間、時には15分拡大もあり、その間はテレビに拘束される。そして3が月もしたら終わってしまう。
何とも、この刹那的な連ドラ視聴の世界とでも言いましょうか。せめて、半年間くらい続いてくれれば腰を据えて、また長い目で観ようと言う人も出るかもしれません。いずれにせよ、折角これだけの難関を潜り抜けて観始めた作品が、僅か全10話程度でお先が見えてるのに不快ばかりだと、気持ちが続きませんね。
テレビドラマは、役者が語る…
第6位 出演者・キャストに魅力がない
第7位 出演者・キャストの演技が下手
第12位 出演者・キャストが活かされていない
比較的順位は下位ですが、「出演者・キャスト」に関することが、テレビドラマを考える上で決して避けて通れない部分だと思います。それは、「テレビドラマは誰のものか?」と言うことです。言い換えると、「テレビドラマでは誰が語るのか?」ってこと。そしてその答えは、「テレビドラマは役者が語る」と言うことです。
最近のドラマの制作現場では、前回の視聴率の上下によって脚本も演出も局の上層部からの鶴の一声で方向転換・修正などされて当然。ですから、脚本家や演出家、もちろん質の管理に於ける最高責任者・プロデューサーだって、作品自体にしっかりと自分の制作意図を詰め込めるわけではありません。
また、撮影現場の予算も時間も非常にタイト。事前の通しリハーサルなんて無いことが多いから、本番当日の数回の場当たり的なリハーサルで本番になる。そんな状況下で俳優が何とか1つ1つの台詞を咀嚼し、演技として表現しているそのこと自体が、ドラマが言いたいことになって(しまって)いると思うのです。
ですから、出演者・キャストに違和感を覚えれば、それは作品そのものに違和感を覚えるのと同意なので、継続視聴を止める理由としては、大きく頷けるのです。
あとがき
今回は、「連ドラの視聴を途中で止める条件は?」の皆さんの声を聴かせて頂きました。そして、視聴離脱の原因の殆どが「質」の問題であることが明らかになりました。
ただ、もし「連ドラを観続ける条件は?」と言う質問だったり、個別の作品につて「観続ける理由」となったら、果たして「質」が上位に挙がってくるかは甚だ疑問です。「主演の○○さんがカッコいい」「脇役の○○ちゃんが可愛い」「○○さんのコミカルな演技が笑える」などの理由が上位に入ってくるような気がします。まあ、こうなるのは、「テレビドラマは役者が語る」の考察に帰着する訳ですが。
とにかく、面白い連ドラをもっと作って欲しいと思います。皆さん、貴重なお時間を割いて、ご協力ありがとうございました。
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