あさが来た (第128回・3/1) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』公式
第22週『自慢の娘』『第128回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
また、本記事では「宮崎あおい」さんの「さき」は本来の「立つ崎」が機種依存文字のため「崎」に統一しています。
※ベタボメ感想だけを読みたい人は、ブラウザバック(=ブラウザ上で前のページへと戻る)をするのが良いと思います。


あさ(波瑠)は千代(小芝風花)から相談を持ちかけられる。その相談事を話していると…。そして、あさは新次郎(玉木宏)に、千代のことを相談する。新次郎は優しく相談にのって…。一方、和歌山のはつ(宮崎あおい)は、寝たきりになってしまった菊(萬田久子)の看病をしていた。はつは菊に言い忘れていたことがあると言う。その言い忘れていた内容とは…。そして、女子の大学校の支援者集めのためあさは、京都へ向かう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

アバンタイトルでの、日差しの方向と明るい部分が…

今回は、アバンタイトルから日差しの差し込んで来る中庭とは逆側の部屋の奥の顔が明るいと言うおかしな照明でスタート。その上、あさ(波瑠)と亀助(三宅弘城)が楽しそうに話している際のBGMのフェードアウトと主題歌の入り方、明らかに違和感あり過ぎだったような…

他の描写が良いから、千代のキンキン声が耳障りに…

主題歌明けの千代(小芝風花)が平常心で安堵したのも束の間、5分にはまたキンキン声が始まった。確かに温和な顔や恋する顔も描いているから、千代のすべてを否定する訳では無い。ただ、流石に「スタッフ間でのお約束」みたいにキンキン声が毎回挿入されるのは、私には朝から耳障りなのだ。

もちろん、ホームドラマとして、また女傑と呼ばれた変わり者の母とその娘の物語として、そんな母と娘がぶつかり合うのは描くのは良いこと。ただ、無意味に思えるような1分弱の尺で喋りで表現する必要があるのかってこと。部屋を出て行くのも良し、無言で無視するも良し、反発を描くにも様々な描写があるはずだ。

まだ描くなら、千代の我儘の種類は増やしたら良い…

多分、この千代の喋りによる反発は脚本に書かれていると思うから、脚本家の反発の描写の手持ち札が少ないのかもしれない。そして、収録現場でそれを補え(てい)ないのも残念。しかし以前も書いたが、本作はこれまで小道具を使った描写(脚本も演出も)が上手い。それを考えるとやはり大人の事情が強いのだろうか。

いずれにせよ、千代の我儘の種類を少し増やせないものか。いつもキンキン声ばかりでは、千代の成長を描いているのに千代が成長しているように見え難い。母の真似をして口を摘まんでも良いし、何か脚本と演出、編集や語りで工夫出来ないものだろうか。

平常心の千代の描写が優しくて観ていて良い感じだし、本作のスタッフなら簡単なことだと思うだけに、耳触りの印象だけが残ってしまうのだ。

菊とはつの互いの気持ちが、初めて解けあった瞬間…

残り1か月を切って、ここまで脇役家族を描く必要があるのかの根本的な疑問はあるのだが、ではいつ今回の菊(萬田久子)の口からはつ(宮﨑あおい)に自身の辛く厳しい嫁時代の話が明かされたくだりを描くべきかと問えば、やはり『自慢の娘』と題された今週が相応しかったと思う。

そして、自分とはつを「怖いお母ちゃん」と比喩して、その昔、はつを蔵に閉じ込めたことを含めて、嫁として母としてそして山王寺屋の女将として振り返るのは、伏線回収としても、単純に嫁姑のシーンとしてもなかなか良かった。また、嫁から温かな感謝の言葉をかけて貰い、さぞ菊の人生も救われたと思う。

次回に繋がる終盤の魅せ方を、もっと丁寧に描いて…

終盤、和歌山の眉山家から大阪に場面転換する際のBGMに汽笛?が重なって入ってくるのは、前回と異なり実に自然でいい感じ。平十郎(辻本茂雄)の台詞尻でBGMが入るのは違和感があるが、店を出て行くあさを追いかける亀助のカットを、店を俯瞰から見せたのは奥行き感があって新鮮。俯瞰を多用しないのもいいと思う。

ただ、店のカットであさと亀助が画面中央の下手(左手)奥にフレームアウトしたのに、画面中央の廊下から上手(右手)方向に登場する女学校の廊下のシーンへ直結する編集は流石にちょっと違和感。普通に学校の全景に繋げて、ラストカットの窓ガラス越しに覗き込むあさで、名札は見せずに語りで補完で終わっても良かったかも。まっ、これも完全に好みの問題だが。

あとがき

本作初担当の今週の鈴木航氏の演出ですが、2日目になってだいぶ変わってきたと思います。予想通りに水曜日にはかなり安定感が出るのではないでしょうか。それにしても、千代と菊の尺が多かった今回。もう少しヒロインのあさを描いて欲しいです。

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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
1 2 3 4 5 6
第2週『ふたつの花びら』
7 8 9 10 11 12
第3週『新選組参上!』
13 14 15 16 17 18
第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
25 26 27 28 29 30
第6週『妻の決心、夫の決意』
31 32 33 34 35 36
第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』
43 44 45 46 47 48
第9週『炭坑の光』
49 50 51 52 53 54
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『九転び十起き』
61 62 63 64 65 66
第12週『大阪一のおとうさま』
67 68 69 70 71 72
第13週『東京物語』
73 74 75 76 77 78
第14週『新春、恋心のゆくえ』
79 80 81 82 83 84
第15,16週は “五代さまウィーク”、その後は “はつが来た” で「あさロスが怖い」視聴者対策をするNHKをどう思う?
第15週『大阪の大恩人』
85 86 87 88 89 90
[備忘録] 自分の「あさが来た」の感想がブレる理由
第16週『道を照らす人』
91 92 93 94 95 96
第17週『最後のご奉公』
97 98 99 100 101 102
第18週『ようこそ!銀行へ』
103 104 105 106 107 108
第19週『みかんの季節』
109 110 111 112 113 114
第20週『今、話したい事』
115 116 117 118 119 120
第21週『夢見る人』
121 122 123 124 125 126
第22週『自慢の娘』
127

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内容千代(小芝風花)からの相談があると聞き、喜ぶあさ(波瑠)後日、相談というのが、千代の友人のことだと分かる。あさは、そんな千代の姿にホッとする。そして、大学設立まで。。。。 敬称略 またか。。。。。 開始5分もしないうちに。。。。。。。。。。。。。。...

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