スペシャリスト (第7話・2016/2/25) 感想

テレビ朝日系・木曜ドラマ『スペシャリスト』(公式)
第7話『病院が巨大密室に!?致死率100%ウイルスナースの完全犯罪!!』の感想。
なお、過去の『スペシャリスト1,2,3,4』は鑑賞済み。
宅間(草なぎ剛)と真里亜(夏菜)は野方(和田正人)に連れられ、7通連続で怪文書が届いた病院へ。一方、唯子(芦名星)らは宅間が怪文書と関係があると推理した殺人事件を調べ、被害者のシステムエンジニアがその病院のセキュリティーを担当していたことを突き止める。そんな中、6通目までの怪文書が病院でささやかれる‘七不思議’通りだと知った宅間は、これが病院内に潜む犯罪を暗示していることに気付き、調べ始める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
『ドクター宅間の1日犯罪ドック』とは恐れ入った
冒頭、いつものようにテンポ良く事件のあらましを見せて、このまま進むと思いきや、派手な効果音と共に颯爽と宅間(草なぎ剛)が白衣を身にまとい、『ドクター宅間の1日犯罪ドック』と自ら命名して、病院用語を巧みに操って次々と七不思議を解決。
『宅間善人の事件簿』にならないのが素晴らしい
それだけ観てても十分面白いのに、その裏でちゃーんと唯子(芦名星)と堀川(平岡祐太)が別の角度から事件に斬り込んで、最後の最後に千波(南果歩)ら全員集合して犯行直前で犯人逮捕して、並の刑事ドラマなら犯人の吐露で終わるところを、敢えて宅間が「その崖の上の独白、あとでも良いよね」と軽ーく交わして、事件の真相へ。
その後は、舞台を病院のロビーから地下駐車場へ移して、いよいよクライマックス。宅間の饒舌さは前半の謎解きと変わらないのに、前半の道化役を兼ねた宅間と違い、終盤の宅間は正に正義感の塊。そして捜査のチームワークの描写も抜け目なし。
どんなに宅間が個人プレーをして目立っても、自ら『ドクター宅間の…』と名乗っても、決して『犯罪のスペシャリスト・宅間善人の事件簿』にならないのが素晴らしい。
戸田山脚本の様式美 × 宅間節を巧みに操る草なぎ剛
きっと脚本の戸田山雅司氏の徹底した様式美の追求があってこそだと思う。そして、宅間節と言って良い程の饒舌ぶりを演じ切る草なぎ剛さんとのタッグが本作の完成度の源だと思う。本作、ここまで完成形になるとは、ホント驚きだ。次回からの最終章、どう宅間の過去をいろいろ繋げるのか、楽しみだ。
あとがき
何の不満もなく最後まで楽しめますね。それもかなり完成度の高い仕上がりを。次回から最終章だとそうですが、どうなるのか楽しみです。これ、本当にシリーズ化した方が良いと思います。
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【これまでの感想】
土曜ワイド劇場特別企画「スペシャリスト」 (2013/5/18) 感想
土曜ワイド劇場特別企画「スペシャリスト2」 (2014/3/8) 感想
土曜ワイド劇場特別企画「スペシャリスト3」 (2014/2/28) 感想
土曜ワイド劇場特別企画「スペシャリスト4」 (2015/12/12) 感想
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