相棒 season14 (第17話・2016/2/24) 感想

テレビ朝日系・『相棒 season14』(公式)
第17話『物理学者と猫』の感想。
2カ月前、量子コンピュータに関する画期的な研究で知られる大学教授の知子(大沼百合子)が、実験中に事故死した。右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、遺留品を返却するために大学を訪問。同大学職員で夫の成田(中丸新将)に遺留品を返した後、知子の研究を引き継いだ准教授の麻美(林田麻里)から話を聞く。知子のノートの中のある記述が気になる右京は、彼女と交流があった理論物理学の准教授・堀井(正名僕蔵)を訪ねる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
「今回も、話を複雑にしてつまんなくする回なんだ…」
前回も書いたが、今回も観始めて早々に「今回も、話を複雑にしてつまんなくする回なんだ…」と発した妻。私よりも相棒ファンの妻に欠ける言葉が見つからない…
量子論を消化不良な脚本と、映像化し切れなかった演出
脚本は、徳永富彦氏。演出は、兼崎涼介氏。「シュレーディンガーの猫」の思考実験のワンアイデアから一気に書き上げてしまったような脚本。ただ、残念ながら難解な「シュレーディンガーの猫」を咀嚼し切れず、いつもの相棒の中に放り込んでしまった。せめて、編集がもう少し工夫されていたら結果は違っただろうに。
妙に複雑な事件にしたから、相棒らしさが見えてきた
お蔭で、難解な部分は演出の映像的な魅せ方の失敗も相まって、ただの難解なお話になってしまったって感じ。しかし、怪我の功名で、妙に複雑な事件を作り出したものだから、何となくいつもの知ったかぶりでどんどん1人で解決する右京(水谷豊)もいなかったし、亘(反町隆史)もちゃんと傍にいた。
もっと単純明快に右京と亘を魅せる事件は作れないのか
その意味では、相棒らしいと言えば言えなくもない。しかし、ここ数回の仕上がりを見ると、これ程の挑戦的で脚本と演出の腕が問われ、且つ好みが分かれる作品を2月末に放送するか?と言う制作陣への大きな疑問は残る。捻らず狙わず、もっと単純明快に右京と亘を魅せる事件を創造することは、もう出来ないのだろうか。
あとがき
パラレルワールド的な世界観、上手く映像化できたら面白作品になったでしょうね。ただの時間軸が解かり難いドラマになってしまったのが残念です。「シュレーディンガーの猫」への着目点もオチも良かっただけに、上手く1時間に集約出来たら…。次回に期待…して大丈夫かなあ。
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