ナオミとカナコ (第6話・2016/2/18) 感想

ナオミとカナコ

フジテレビ系・『ナオミとカナコ』公式
第6話『お義姉さん、何かに気づいてる』の感想。
なお、原作:奥田英朗「ナオミとカナコ」は既読(読書感想の記事)。


直美(広末涼子)は達郎(佐藤隆太)と同期の銀行員・山本(近藤公園)らに対し、達郎が認知症の順子(富司純子)の口座を操作して失踪したと思わせる。一方の加奈子(内田有紀)は、昇進が決まった達郎がその翌日に失踪するはずがないと陽子(吉田羊)に断言される。そんな中、達郎の実家で銀行側の最終調査結果が報告され、出国記録もあるので達郎が中国に逃亡したという結論に。安心した加奈子は、直美と帰省の名目で旅行に出る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

完全犯罪を目論む殺 人犯に感情移入する面白さ

面白くて堪らない。冒頭4分なのに、認知症の順子(富司純子)が「お米の人」をいつ「服部さん」と言うかってだけでハラハラドキドキ。もう、完全に「チーム・直美と加奈子」の1員になってる私。

いくら完全犯罪を目論んだとは言え、所詮は素人の泥縄的犯行計画。どんどんボロが出るのは当たり前。なのに、呑気に富山旅行の計画を立てる発想をする愚かで可愛い犯罪者。これが本作の魅力。憎めない犯罪者でもあり、憎むべき犯罪者の二面性が上手く表現さていると思う。だから、2人に感情移入してしまうのだ。

ずっと吉田羊さんを温存し、一気に魅せる見事な展開

一方、達郎(佐藤隆太)の姉・陽子(吉田羊)がいよいよ動き出した。原作とは異なり、気が強い敏腕探偵のようなキャラに変更されているのだが、本作が上手いのは吉田羊さんと言ういるだけで目立つ女優さんを第6話まで無理に目立たせず温存させる余裕を持ってること。

お蔭で、警察に勘ぐられるよりも恐ろしい何かが、ついに首を擡(もた)げたって感じがよーく表現された。怪し気で見当がつかない謎の中国人女性・李朱美を演じる高畑淳子さんとも、不安定極まりない老女・斎藤順子を演じる富司純子さんとも違う気丈な女を演じる吉田羊さんがホント恐ろしく見えるのが素晴らしい。

直美の母が登場。直美と可奈子の浅慮さと切なさが増す

旅館でのテレビニュース、仲居さんの言葉、煮え滾る鍋なんかの演出も実にサスペンス的。その後も、浮かれる犯罪者の2人の女と真実を追求する手を緩めない陽子と言う女の対比が、緩急を付けて描かれる。しかし、ここでまた新たな女が登場する。直美の母(藤吉久美子)だ。

夫から長年に亙りDVを受ていたが、経済的に自立する自信が無く離婚を決意できずにいた自分を責める母が、夫が死んでから「早く離婚すれば良かった」と思ったと言う。

「人生をやり直す。人生を楽しむ」と決めた母の清々しい涙に、自らが行った殺 人と言う大罪よりも自分の新たな人生を考える、短絡的で刹那的な直美と加奈子。そんな2人を、陽子はこれでもかと攻めまくる。カメラの前をザクッと言う感じで横切る陽子のラストカットもお見事。脚本、演出、俳優の三位一体とはこのことだ。

あとがき

順調?にボロが出てきて面白くなってますね。全体のメリハリの付け方も素晴らしい。物語的には、これまで直美と可奈子の応援団だった視聴者も、直美の母の生き様を見たら少し考えが変わったかも?それに、弟の正義を信じる姉の強い思いにも心が動いたのでは?そう言う視聴者の揺さぶりもお見事。次回にも期待します。

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【これまでの感想】
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コメント

No title
このドラマ、何気にBGMもいいと思う。
俳優や脚本、演出、その他諸々
全てのピースがカチっと嚙みあえば
まだまだ良質な作品は生みだせるのだと
このドラマを観て思いました

視聴率が二桁もいかないのが納得いかない・・・
  • 2016-02-22│12:21 |
  • ぽん URL│
  • [edit]
Re: No title
☆ぽんさん
コメントありがとうございます。

劇伴担当は、ガブリエル・ロベルトさん。
『SPEC』などテレビや映画で活躍している作曲家さんですね。
サスペンス調のBGMは、シーンにピッタリ合ってると思います。

やはり、名作のサスペンスは必ず素晴らしい音楽が盛り上げてくれます。
  • 2016-02-22│16:51 |
  • みっきー(管理人) URL│
  • [edit]

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