連ドラの視聴率から見えたこと「視聴者の多くは、ちゃんとドラマの中身を観てる」 （2016年1月期 / 冬ドラマ編）

「視聴率＝ドラマの質」とは思わないが…

当blogでは、「視聴率＝ドラマの質」なんてことは、微塵も考えていないし、むしろ、私の勝手な基準においての、“低視聴率なのに高品質のドラマ” に愛着を感じて布教に努めている位だ。しかし、気にならないと言えば嘘になる。特に、“低品質なのに高視聴率なドラマ” はその推移がとても気になる。

因みに、私の勝手な基準においての、“高品質のドラマ” は以下の4作品。
『ナオミとカナコ』『スペシャリスト』『フラジャイル』『怪盗 山猫』

2016年1月期 / 冬ドラマの視聴率（2/18現在）

そこで、まず今期の主な民放連ドラが折り返しを迎えた現時点での中間視聴率を見てみると、こんな感じになる。

放送局	日時	番組名	1	2	3	4	5	6	平均
フジ	月21	いつかこの恋を…	11.6	9.6	10	8.9	8.8	-	9.81%
フジ	火22	お義父さんと呼ばせて	9.6	6.2	5.5	6.5	4.7	-	6.66%
TBS	火22	ダメな私に恋してください	9	9.3	8.2	9.8	8.7	10.1	9.18%
日テレ	水22	ヒガンバナ	11.2	10.6	11.2	10.4	10	8.7	10.37%
フジ	水22	フラジャイル	9.6	10	10	9.7	9.5	9.2	9.66%
テレ朝	木21	スペシャリスト	17.1	12.5	14.1	11.8	12.1	-	13.71%
フジ	木22	ナオミとカナコ	7.9	7.7	8.7	7.6	7.4	-	7.86%
日テレ	木23	マネーの天使 ※未見	3.8	3.8	4.5	3.8	3.5	2.9	3.72%
TBS	金22	わたしを離さないで	6.2	6.2	7.7	7.4	7.7	-	7.00%
テレ朝	金23	スミカスミレ	7.8	4.6	-	-	-	-	6.20%
日テレ	土21	怪盗 山猫	14.3	13.6	11.1	10	7.9	-	11.58%
TBS	日21	家族ノカタチ	9.3	9	10.3	9.9	8.6	-	9.41%
日テレ	日22	火村英生の推理	11.1	9.9	9.5	9.7	8.8	-	9.87%

参考：Audience Rating TV ～ドラマ視聴率～

視聴者の多くは、ちゃんとドラマの中身を観てる

この表を見て気になったのが、私が高品質だと挙げた4作品中2作品が、現在の高視聴率の1位と2位と、「視聴率＝ドラマの質」が合致していること。このことから、視聴者の多くはきちんとドラマの中身を観ていると言えないだろうか。

『ナオミとカナコ』の低迷ぶりが残念

そして、合点が行かないのが『ナオミとカナコ』の低迷ぶりだ。13作品中の7位。内容が DV を扱っている点と夫殺人と言う部分が共感を得にくいのと、若手イケメン俳優も若手女優も出演していないのも伸び悩みの理由かもしれない。しかし、あの丁寧なサスペンスを創り上げる脚本と演出、演技は見ておいて欲しいと思う。

『ヒガンバナ』の検討に驚く

さて、低品質なドラマについては、私の感想記事を参考にしてお察しし頂くとして、個々の明言は避けるが、意外に高視聴率で驚いている作品がある。それが『ヒガンバナ』だ。女優さんたちのファンが後押ししているのだと勝手に想像するが、それにしてもスゴイとしか言いようがない。

意外と低迷している連ドラが多い

その他で気になるのは、月9『いつかこの恋を…』の低調、エンケンさんのコミカルな芝居で『民王』人気に続くかと思いきやそうなっていない『お義父さんと呼ばせて』、日曜劇場のまさかの1桁台、鳴り物入りの『わたしを離さないで』の初回がまさかの1桁台発進など、低迷している作品が多いような気がする。

あとがき

今期は、上に挙げた『ナオミとカナコ』『スペシャリスト』『フラジャイル』『怪盗 山猫』が良く出来てると思います。私なりに共通点を見出すと、脚本・演出・俳優のバランスが良く、作品の個性が強くても描写が丁寧だから余計に楽しめるってことでしょうか。

さて、どの作品も折り返しから最終回まで、どんな展開、そしてどんな視聴率になるのか気になりますね。

http://

★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
【楽天市場】ジャンル別ランキング
【楽天ブックス】品揃え200万点以上！
【楽天トラベル】日本最大級の旅行予約サイト
【楽天セレクトギフトなら】住所が分からなくても、ギフトが贈れる！

---

★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/8124/