フラジャイル (第6話 15分拡大・2016/2/17) 感想

フジテレビ系・『フラジャイル』(公式)
第6話 / 15分拡大『患者からのSOS!!主治医を変えたい母親二転三転する診断から赤ん坊の命を救え!!』の感想。
なお、 原作・草水敏、恵三朗「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」は未読。
岸(長瀬智也)と宮崎(武井咲)は、治療に不安を抱く患者や家族を対象に行われる「診療相談外来」の担当を命じられる。宮崎は相談に訪れた女性から、「中央医療センター」に入院中の子どもの件で相談を受ける。担当医から、状態が大変悪いので助かる方法は「人工肺」しかないと宣告されたのもつかの間、急に「造血肝細胞の移植」に変更されたという。宮崎は、経緯や検査結果を記した紹介状をもらってくるよう促すが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
ほぼ完成形なのに、更に完成度を上げてきた
前回でほぼ完成形になった本作。しかし、今回は15分拡大をしてその完成度を更に高めてきた。ホント、見応えのある医療ドラマとはこのことだと思う。特に良かったのは、これまで今一つ全体に馴染んでいなかった宮崎(武井咲)の成長物語が完全にストーリーに組み込んで必然性を持たせたこと。
これによって、ラストの岸(長瀬智也)がかつて世話になった定年間近の放射線診断医、高柴(志賀廣太郎)の話も予告編まで本編と一体化した。15分拡大がこれほど有効に使われたドラマが最近あっただろうか。とにかく、恐るべき完成度の高さと言うしかない。
フィクションでしか描けないドラマチックな医療ドラマ
物語そのものも素晴らしい。既視感はないし、先は読めないし。その中で、「100%の診断をする」「手段を選ばない」「データは嘘をつかない」の3つを常に意識してブレない物語が進行。岸らしさ、宮崎らしさ、中熊(北大路欣也)らしさもしっかり描き込んで、無駄が殆どない。
また、中央医療センターの担当医・奈良井(篠井英介)と壮望会第一総合病院・病理診断科の攻防戦も、思いがけないオチが待っており、まるでサスペンスドラマを見ているよう。その上、梅木みゆき(山崎絋菜)の幼児虐待を思わせぶりにしてのどんでん返し。実にドラマチックだ。
あとがき
フィクションだから描ける医療現場のドラマに仕上がってると思います。奈良井医師に対して放置したまま終わるのも、本作はあくまで自分が病理医、医師としてどう患者と向き合うかだから、患者が助かったと言う結末で良かったと思う。やはり描き過ぎは禁物。病理医の部分も少し足りないくらいが丁度良いいのです。
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