臨床心理学者 火村英生の推理 (第5話・2016/2/14) 感想

日本テレビ系・『臨床心理学者 火村英生の推理』(公式)
第5話『火村英生の推理 美人タレントはナゼ殺された?殺人鬼に罠を仕掛ける超心理戦』の感想。
なお、原作:有栖川 有栖、麻々原 絵里依「臨床犯罪学者・火村英生の推理」シリーズは未読。
芸能プロダクションの社長・正比古(宅麻伸)が、恋人で所属タレントの愉良(小島梨里杏)を彼女の部屋で殺害し、現場を強盗に入られたように偽装する。呼び出された火村(斎藤工)と有栖(窪田正孝)は、第一発見者を装う正比古から、2日前に愉良が部屋の鍵を落としたと彼に連絡してきたことを聞く。一方で火村は引き出しの中にあった未発表の宝くじを持ち去らず、靴を脱いで部屋に上がっている犯人の行動に疑問を抱く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
薄味の上に所々が濃厚な、アンバランスな仕上がり
うーん、折角、前回が佐藤友治氏の脚本で少し持ち直したかなと思ったが、残念ながらまたマギー氏に戻ってしまった。お蔭でメインの事件以外のネタ振りは多いし、メインの事件についても無駄なくだりが多くて、結局、ドラマが動き出したのは23分過ぎ。濃度50%未満の薄味ミステリーで面白いと感じろと言うのが無理な話。
せめて脚本が「倒叙」ものなら、もっと探偵が犯人を追い詰めて行く過程でも魅せてくれたら良いのに、結局は犯人から千円札を拝借して終了。演出も、犯人の動機部分の描写に妙な力を入れたお蔭で、全体、それも濃度50%未満の中で一際濃くなって、全体がアンバランスな結果に。最終回までのネタ振りより、毎回100%の濃度を目指して欲しい。
あとがき
ラストで犯人が火村に言う、「あんたなら、解んじゃないのか?」こそ、もっと本作の火村の根底の部分と直結しているような描き方をしないと、今回の対決の意味が無いような。原作はどうなんでしょうね。前回まで平均視聴率10%超の本作、私には分からない良さがあるようです。
来週、『怪盗 山猫』の勝村(成宮寛貴)とさくら(菜々緒)がカメオ出演するそうなので、見るには見ると思います…
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