家族ノカタチ (第5話・2016/2/14) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『家族ノカタチ』(公式)
第5話『結婚式前夜に離婚!?父母が結ぶ夫婦の絆』の感想。
入江(千葉雄大)と妻・茜(川口春奈)の結婚式の開催が決定。両親がいない茜の父親役を引き受けた陽三(西田敏行)は、大介(香取慎吾)の会社を訪れ、佐々木(荒川良々)や上司・澤(奥田達士)らと結婚式の企画を考え始める。一方、葉菜子(上野樹里)は仕事の新プロジェクトを和弥(田中圭)のチームと進めることに。また、莉奈(水原希子)は大介との仲を縮めようとジムに現れる。そんな中、大介はひょんなことから和弥と2人で飲む機会を持つ。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
ドラマとして、『日曜劇場』として、正常進化した
前回のあとがきで「『日曜劇場』としても明らかに正しい方向性」と書いたが、今回もその延長線上の正常進化と言って良いと思う。
これまで「家族とは何か?」「家族にはいろんな形がある」と描いて来た本作を一時停止させて、家族の最小単位である「夫婦とは何か?「夫婦にもいろんな形がある」と言うことを、前回までの大介(香取慎吾)と葉菜子(上野樹里)では描けないから、入江(千葉雄大)と妻・茜(川口春奈)の結婚式で描いた。
それも、大介は新郎の仕事上の拘り者の先輩として、葉菜子は新婦の結婚の先輩として、結婚式参列者に上手く物語に組み込んだ。更に、入江の母・高倉静子(朝加真由美)を1人加えただけで「家族とは何か?」「家族にはいろんな形がある」に繋げちゃった。
そして、これで終わると思いきや、集合写真での大介のモノローグで、最終的には大介と葉菜子で描けなかった「夫婦とは何か?「夫婦にもいろんな形がある」まで描いた。少しずつ変化している大介と葉菜子を描くドラマとしては、改めて正常進化と言って良いと思う。
この演者たちでないと出来ない “何か” が欲しい
ただ、気になることもある。物大介と葉菜子の変化が意外と大きいから、そこを観ている分には楽しいのだが、如何せんそれ以外のエピソードが多過ぎる。正直、ややとっ散らかっている印象は否めない。全何話か知らないが、第5話なら普通は折り返し。最終回に向けて収束出来るのか心配ではある。
また、陽三(西田敏行)と律子(風吹ジュン)の「普通人化」も気になる。好意的に解釈すれば、この2人も変化したと言えなくもないが、この偉大なる人生の先輩である2人の居候の「変人ぶり」が本作らしさを大きく支えていたはず。それが薄まったことで、作品全体の本作らしさも確実に薄まってる。
だから、観終えた後に、これだけの大人数の個性派俳優を揃えてる割に物足りない。出演者のファンには十分かもしれないが、そうでない私としてはもっとこの演者たちでないと出来ない “何か” があったら、更に正常進化は進むと思う。
あとがき
見ようによっては、大介と葉菜子についてはまとまが始まったようにも映ります。だとすると、流石に仕事とプライベートがここまで交錯して描いていると、公式サイトの「相関図」のように、相当お店を開いてる状態なのは間違いないです。終わり良ければ総て良しにはならないことを願うばかりです。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
TBS系 日曜劇場「家族ノカタチ」オリジナル・サウンドトラック
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/8109/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方は、
http://dmesen.seesaa.net/article/433824700.html でも受付けております。
- 関連記事
-
- あさが来た (第115回・2/15) 感想 (2016/02/15)
- 臨床心理学者 火村英生の推理 (第5話・2016/2/14) 感想 (2016/02/15)
- 家族ノカタチ (第5話・2016/2/14) 感想 (2016/02/15)
- 怪盗 山猫 (第5話・2016/2/13) 感想 (2016/02/14)
- あさが来た (第114回・2/13) 感想 (2016/02/13)