いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう (第4話・2016/2/8) 感想

フジテレビ系・月9『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(公式)
第4話『あなたを好きになりました』の感想。
木穂子(高畑充希)は、以前から付き合っていた不倫相手に決着をつけようと会いに行く。しかし、突き飛ばされてけがを負ってしまう。一方、音(有村架純)は、過酷な仕事に日々追われていた。そんなある朝、音と練(高良健吾)はバス停で出くわすが、2人は離れた席に座る。車内には、赤ん坊が泣きやまず、周囲の乗客に厳しい言葉を浴びせられて苦労している母親が乗り合わせていたが、練は一連の状況を見て見ないふりをする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
坂元脚本が、ほぼ全開の手前まで色濃い作風に
私が好みでない坂元裕二脚本の色が、全開のほぼ手前までに煮詰まってきた第4話。従って、この脚本の好きな人には「既に名作の予感」とか言う状態だと思う。逆に私には、「いつまで整理整頓せず続くんだろう」って感じなのだが…
W主人公と4人の繰り返しで、散漫さだけが加速する
本作の面白い(=不思議)ところは、全体は明らかに「東京で生きる6人の男女の若者たちの群像ラブストーリー」なのに、敢えて「男女のW主人公」の形を取り入れていること。従って、「W主人公」を描けば残りの4人の影が薄くなり、4人を描けば、全体が散漫になる。1時間、それの繰り返し。
せめて、演出でもう少し整理整頓できないものか
全体的に “切ない” を描きたいのは良いとして、恋愛も多いし、それ以外もとても多い。脚本はしょうがないとしても、演出でもう少し整理整頓できないものだろうか。現状では、ラブストーリーと言うより、社会派ドラマの様相の方が強くなってるような。
あと、バスの車中とかこれでもかって言う現実離れした状況設定や、練(高良健吾)の分かり難い(=共感し難い)感情の動きも、もう少し普通にしても良いと思う。まっ、これがこの作家の作風だから、演出で出来る範囲は限られているが…
あとがき
好意的解釈が出来る人は、それなりに楽しめる作品にはなってると思います。ただ、一度どこかに違和感や共感出来なくなると楽しめるのは厳しい作風ですね。
私は、どちらかと言うとその何れでもなく、「早く物語を整理整頓して、描きたいものを浮き彫りにして下さい」って立場。だって、次回は15分も拡大して、やっと第5話にもなって第1章が完結するんなら…
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