わたしを離さないで (第4話・2016/2/5) 感想

TBSテレビ系・金曜ドラマ『わたしを離さないで』(公式)
第4話『今夜第2章!!開かれた扉…新たな恋は希望か絶望か』の感想。
なお、原作:カズオ・イシグロ「わたしを離さないで 」は未読。マーク・ロマネク監督映画「わたしを離さないで(2010)」も未見。
恭子(綾瀬はるか)は、わざとけがをして自分の気を引こうとする美和(水川あさみ)の介護を拒否する。一方で彼女を完全に切り捨てることができないでいた。さかのぼって、陽光学苑を卒業した年。恭子と友彦(三浦春馬)、美和は、これから生活するコテージに到着する。雑然としたコテージでは、あぐり(白羽ゆり)ら十数人の男女が暮らし、内輪で奔放な恋愛を繰り返していた。そして住人の一人・浩介(井上芳雄)が恭子を気に掛ける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
第4話なのに世界観すらまともに描いていないような…
第2章で、唯一良かったのは、生き続けることを望むなら、学苑から逃げ出す機会はいくらでもあったように思えたのだが、どうやら逃げると連帯責任を取らさせるみたいなことが描かれたこと。あとは、特に興味深いことは無かった。
これ、やっぱり登場人物たちの小学校時代を始め、幾つかの時代が平行に描かれているのが、どうも面白さを削いでいるとしか思えないのだ。結局、「今(最新の時代)」が描かれているから、今回のように「過去」をあれこれ描かれても、興味を抱くのは「未来」、それが明るいのか絶望なのか、それしかない。
なのに、「未来」を感じさせるような展開でなく、「過去」にもがきあがいていた状況をほぼ台詞だけで語られても、やはり「未来」しか関心が湧かない。演者がどうこうと言う問題で無く、脚本の時間軸の構成のミスで、世界観すらまともに描いていないような気がする。それで第2章と言われても、正直厳しい…
あとがき
原作未読なので、勝手に書きますが、例えばサバイバルゲームのように、仲良しのメンバーから放送回毎に提供者として抜けていくとか死んでいくとか、そう言う緊張感や絶望感を描かないと面白味は出てこないような…
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