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織田裕二と伊藤英明の映画『アンダルシア』の企画で、日本映画を考える

伊藤英明の捜査官VS.織田裕二の外交官で激突!『アマルフィ』の劇場版第2弾『アンダルシア』で豪華共演実現!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110228-00000004-flix-movi
2009年に公開された織田裕二主演の映画『アマルフィ 女神の報酬』の劇場版第2弾となる映画『アンダルシア』で、織田演じる“外交官・黒田康作” に対立するインターポール捜査官・神足誠(こうたりまこと)役に、伊藤英明が抜てきされたことがわかった。東宝が歴代過去最高の興行収入を記録した昨年、大人気シリーズ「踊る大捜査線」「海猿」の劇場版第3弾で共に興行収入70億円突破を記録し、記録更新に大いに貢献した主演俳優・織田裕二と伊藤英明の豪華共演の実現だ。

「安易な企画」と言いたくないのだが…

2010年の邦画年間映画興行成績の第2位『THE LAST MESSAGE 海猿』と第3位『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』の主役二人を共演させると言う、如何にも「安易な企画」。と言いたくはないのだが…

1,800円分の…

今放送中のドラマ『外交官・黒田康作』のぐだぐだな内容による低視聴率を考えると、『アンダルシア』に期待薄になってくる。しかし、先入観は抜きにして、問題は中身。無料の地上波ドラマとは違う、1,800円分の作品を見せて貰えればそれでいい。


私は、「安易な企画」と思える日本映画が多いと思います。しかし、そうならざるを得ない日本映画の製作システムが存在し、それが主流なんですね。今回は、真面目に日本映画ビジネスについて考えてみました。長文なので、お読みになりたい方は、右下の「続きを読む」へお進み下さい。

「映画」と言うビジネス

映画ビジネスは、「企画」→「製作」→「配給」→「興行」→「二次使用」と言う流れが一般的。そう、良くも悪くも「企画ありき」。「企画」と言うと悪いイメージも浮かぶが、企画が無ければビジネスが動き出さない。
だから、業界は「良い企画=儲かる企画」探しに奔走する。これが悪い事とは思わない。商業的に成立してこそ劇場映画だし、それでなければ、映画産業そのものが成立しないから。

「製作委員会システム」と言う映画のつくり方

今の日本映画の多く(特に全国公開を前提とした作品)は、製作委員会システム(複数の企業から出資させる)で製作される。これは、企画提案者(社)は、最もリスクを背負う形で相互契約するから、1円でも儲かる企画を提案し製作するのが最優先になるのは当然。
だから、優れた(監督を含めた)クリエーターたちを作り出すとか、クリエーターの情熱のこもった企画を映画化するなんて発想は、二の次三の次になるのは当然なのだ。そして、より効率的な金儲けのために、映画の作品としてのクォリティーとは無関係に、脚本を切り刻み、より安易な映画づくりが推し進められるのだ。

観客にとっては「映画は娯楽」なのだ。

映画監督の「これを撮りたい」と言う熱意の企画が、映画会社に持ち込まれ映画が作られると言うことは、殆ど無い事は既述の通り。そもそも映画監督と言う職業は、1本単位で雇われているわけだから、「これを撮りたい」等と言える立場でないのだ。
しかし、これはあくまで「映画はビジネス」と言う観点からの言い方。観客にとっては「映画は娯楽」なのだ。その違いこそ、今の日本映画の問題点とも言えるのだが。

映画はその国の文化であり、時代の反映だから…

観客が、貴重な時間とお金を費やして観る映画を決めるきっかけは、出資企業名でなく「観たい!」と言う期待の感情だ。その感情を刺激するのは、「儲かる企画」でなく、「つくり手の情熱」だと思う。いくら監督(を含むスタッフやキャスト)が雇われだとしても、つくり手の思いが無ければ映画は作ることが出来ない。
比較的、製作予算の少ない映画作品の中に、つくり手たちの情熱を感じる作品が多いように思うが、数十億円の予算規模の超大作こそ、日本映画のつくり手、特に監督の思いや主体性を強く反映した作品を望みたい。なぜなら、映画はその国の文化であり、時代の反映であり、今が個性が失われつつある日本社会だからだ。


最近の全国公開される日本映画は、製作委員会の中にテレビ局が入っているケースが 殆ど。以前は、ドラマがヒットし、視聴者の反響を受けての劇場用映画の製作と言う流れの中での大ヒットが多かったです。

しかし、ここ数年の不景気で観客の財布の紐は固くなり、観客も賢くなり、単純にドラマの映画化だけではヒットせず、有名な漫画や小説を原作とした映画化が流行していますが、それらは逆に原作の熱烈のファンの評価が分かれるなどして、必ずしも大ヒットしません。

大ヒットする映画のつくり方の法則があれば、良いのでしょうが…。「金を出す奴は、口も出す」のは当然なんですけど、せめてもっと「今作が失敗しても責任はオレが取る」と言う気概のある金を集めるプロデューサーがいればなぁ。

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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