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映画「信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)」 感想と採点 ※ネタバレあります

映画「信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)」 感想と採点 ※ネタバレあります
映画 『信長協奏曲』 公式)を先日、劇場鑑賞。採点は、 ★★★ ☆☆ (5点満点で3点)。100点満点なら50点にします。
なお、原作:石井あゆみ『信長協奏曲 (小学館)』は未読、アニメは未見。但し。2014年10月からフジテレビ系の「月9」枠で放送された連ドラ版は全話視聴済みで、最終回の感想記事はこちら

私の評価基準(映画用)

ざっくりストーリー

勉強が苦手な高校生・サブロー(小栗旬=二役)は、ある日突然戦国時代にタイムスリップして、偶然出会った自分とそっくりの織田信長(小栗旬=二役)に、「病弱な自分の代わりに信長として生きてくれ」と頼まれ、信長として生きることに。。

安土城の完成と天下統一を目前にしたサブローは、ふと手にした教科書で、信長が間もなく死ぬ運命であることを知り、戸惑い苦悩するが、正室の帰蝶(柴咲コウ)や家臣の支えもあり、運命に立ち向かおうと決心する。

そして、帰蝶と正式に結婚して平和な世の中を作ろうと、本能寺での結婚式を計画する。しかし、周囲から愛されるサブローに嫉妬する明智光秀(小栗旬=二役)や、若かりし頃の信長の暴挙に積年の恨みを持ち暗殺の機を伺う羽柴秀吉(山田孝之)など、不穏な企てが動き出していた…。

テレビ版の最終回の憂さを晴らしに、いざ劇場へ

石井あゆみ氏の大ヒットコミックを原作した人気テレビドラマ劇場版『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』。『管理人みっきーが選ぶ「2014年地上波の連ドラBEST20」』でも、堂々10位にランクインした連ドラだが、実は最終回の結び方が『劇場版』ありきの中途半端さが気に入らなかった。

ただ、サブローと同じ歴史音痴の私としては、この創作された戦国時代が堅苦しく無く心地良くて、妙にサブローに共感してしまうところもあり、この世界観をもう一度劇場で体験しようと思ったのだ…

前半は、ドラマ版の続編って感じの軽快なノリ…

冒頭、ドラマ版を未見の観客用にあらすじがご丁寧にあらすじが流れるが、あの全11話がこんなになっちゃうかと、冒頭から意気消沈。しかし、それ以降40分辺りまでは、“恒ちゃん” こと池田恒興(向井理)ら織田家の面々のコミカルでテンポの良い、正にドラマ版の続編って感じの軽快なノリ。

こんな感じで、見どころの本能寺へ繋がっていくと思いきや…





以下からネタバレが含まれますので、ご理解の上、お進み下さいませ。



話は突然、秀吉の信長への復讐劇へ…

その後は、子供時代の信長が親に認めて貰おうとある村を焼き払った際、母を亡くしすべてを無くし自分も大やけどを負った子供時代の秀吉が、大人になっての復讐劇へ。

なぜこの復讐劇がこんなに尺を取るのかや、その復習心がサブローや帰蝶にまで及ぶのかは意味不明。まっ、それだけ憎悪が深いと勝手に好意的脳内補完でスルー。特に武術の心得も無いはずのサブローが、いつの間にか剣術を身につけているのもスルー。

サブローが打ち首される流れが勿体ないような

で、細かいことを突っ込んでると終わらないから、イマイチ納得できなかった2点へ。

1つ目。サブローは信長として生きると決めた時、戦国時代を戦のない平和な時代にしたい、そして未来も平和な世の中にしたいと言う崇高な思いに辿り着いた。そして、その思いはドラマ版から劇場版への引き継がれている。

そして、本能寺で本物の信長は、そのサブローの崇高な思いに共感し、且つ周囲から愛されるサブローに嫉妬して、自らの命を秀吉に投げ出す代わりに、サブローに生き続けろと行って、逃がす。ここまでは、好意的解釈と小栗旬さんの見事な二役の演技で乗り越えられる。

しかしその後、秀吉の本物の信長への復讐劇のトバッチリを受けた感じで、サブローが光秀として秀吉に打ち首にされる(正確には、殺されそうになるところで終わるが)ってくだりが解せない。ここでサブローが死んでしまったら、先の本当の信長の死は何だったんだって…

確かに、ドラマのストーリーとしてここで打ち首をきっかけに、サブローが現代に戻るのは上手い構成だ。また、歴史は変わらないのだから、本能寺で信長が殺され、光秀は秀吉に討たれるのはその通り。

しかし、私の本作への熱い思いで言えば、サブローが死の間際の本当の信長に「信長として天命を全うしろ」と言われてからの物語は、再びサブローが光秀と誤解されつつ平和の世を作る話でも良かったと思う。それこそ本作なのだから、秀吉が改心しても良かったと思うのは、歴史音痴の私だからだろうか。

サブローが打ち首の瞬間に消えたら、歴史は変わる?

物語はサブローが打ち首される瞬間で、現代にタイムスリップ。結果的にサブローは無事に平成の時代に戻り、戦国時代では光秀は消えてしまったってことになる。まあ、ここまで来たら、好意的解釈も相当幅広くなってるから、「おー、サブロー良かったね」って感じで観てられる。

サブローの部屋のテレビで、松永弾正久秀(古田新太)も現代に戻り悪い組織として逮捕されたニュースが流れるが、帰蝶の父・斎藤道三(西田敏行)の行方の方が気になるのは身勝手だろうか。だって、この後、帰蝶からSDカードでビデオレターが届くんだから。スマホの電池は?とか住所は?とかそんなのは容易にスルー。

納得できないもう1つは、帰蝶がビデオレター内で「サブローの身体は、打ち首の瞬間に消えた」と言っていたこと。だとすると、光秀が死んだと言う歴史に変化があるのでは?もちろん、死んだと書き残しましたとさ、ってことでスルー出来るのだが、全編に流れる、歴史は変わらないと言う部分が揺らいで締まったように思えて残念だった。

まあ、こんな感じで、好意的脳内補完と好意的解釈をもってしても、かなり突っ込みたくなる。まあ、多くの人は、サブローが現代に戻って来た時にエンドクレジットで良かったと思ったのではないだろうか。

良いところも、たくさんある

前半で登場する宇宙や地動説や惑星や恒星の話を、後半のクライマックスで、サブローと光秀(本物の信長)を太陽と月になぞらえて、どちらも無くてはならない存在だと説くくだりは、如何にも本作らしい合ってるんだか間違ってるんだか微妙な感じが良い。

もちろん、小栗旬さんの一人二役は見事。その他のレギュラーの登場人物たちを演じた俳優さんたちも素晴らしい。劇場版用の新曲の劇伴もなかなか良い。本能寺のロケセットも見応えがある。ただ、大きな期待をしない方が良い。あくまで、映像はテレビ版の続編、脚本はテレビ版より穴があるから。

あとがき

映画としては、テレビ版の延長線上の続編の雰囲気で、伝承されている歴史を軽くいじった戦国エンターテインメント作品。原作も連載中とのことですから、完結編と言う雰囲気ではありません。

勉強嫌いで、歴史に全く興味がなく、困難に直面すると腹痛を訴え逃げ出していた普通の高校生サブローの成長物語のエンディングストーリーとして、過度な期待をせずに楽しむのが良いと思います。

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