スペシャリスト (第4話・2016/2/4) 感想

テレビ朝日系・木曜ドラマ『スペシャリスト』(公式)
第4話『女刑事・千波の罪!?5年の嘘…京都~東京2つの殺人の点と線』の感想。
なお、過去の『スペシャリスト1,2,3,4』は鑑賞済み。
父・公昭(羽場裕一)が爆死した10年前の事故のファイルを見た真里亜(夏菜)が、パソコンで予備校の動画と見比べ、慌てて外出した。それを見ていた宅間(草なぎ剛)は、ファイルに挟んであった写真に公昭と写る女性・奈津美(鶴田真由)が、動画の中の事務員と同じ人物だと気付き、千波(南果歩)らに真里亜は奈津美に会いに行ったと断言。そのころ真里亜は、かつて自分の家庭教師だった奈津美を訪ね、あることを聞くが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
宅間の活動性が落ちたのが、意外だった
冒頭から、何となくいつもと違う雰囲気でスタートした第4話。映像のキレも良く無いし、どこかホームドラマ風のカットが続く。結局、今回の演出が4本のスペシャル版とこれまでの3話を担当していた七髙剛氏から、及川拓郎氏に交替したってことだった。
そのせいもあるのか、全体の雰囲気がスペシャル版に近い雰囲気になっていた。直接の原因は、宅間(草なぎ剛)の活動性が落ちたこと。本来なら、連ドラ版になって突然活動的になったのがおかしいのだが、活動的なった宅間とそのテンポの良さに慣れてしまったから、妙な違和感を覚えてしまった。
宅間の知り合いや、千波と真里亜のコンビも良かった
しかし、物語はそんな違和感を吹き飛ばすほどの面白さ。宅間の知り合いを登場させたりして、宅間のパーソナリティーを更に広げたのはドラマにとっても視聴者にとっても良かったと思う。
また、スペシャル版ではよく犯罪被害者に寄り添う立場を演じていた千波(南果歩)が復活し、前回で千波と同じ犯罪被害者であることが明らかになった真里亜(夏菜)とのコンビで捜査させると言うのも、スペシャル版から連ドラ化した面白さがあった。
宅間と千波の息の合った連携捜査もオチも楽しかった
そして何より、身内を欺きつつの宅間と千波の息の合った連携捜査は、本作らしい面白さが満載って感じ。オチも良かったし。もしかしたら、捜査は千波に任さているんだから、宅間はもっと自由気ままに外出するとかしても良かったかも。とにかく、少々変則的ではあったが、安定した面白さはお見事の第4話だった。
あとがき
よくぞここまで一見煩雑な人物関係の物語を、その上似たような話になり易い冤罪をテーマに、すっきりとまとめてオチまで付けるとは、さすが戸田山雅司さんの脚本力だと思います。それに、宅間と千波の方がずっと「相棒」に見えてきます。本家の『相棒』にも頑張って欲しいです。
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【これまでの感想】
土曜ワイド劇場特別企画「スペシャリスト」 (2013/5/18) 感想
土曜ワイド劇場特別企画「スペシャリスト2」 (2014/3/8) 感想
土曜ワイド劇場特別企画「スペシャリスト3」 (2014/2/28) 感想
土曜ワイド劇場特別企画「スペシャリスト4」 (2015/12/12) 感想
第1話 第2話 第3話
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