いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう (第3話・2016/2/1) 感想

フジテレビ系・月9『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(公式)
第3話『突然のキス…一番幸せな日』の感想。
音(有村架純)は練(高良健吾)と再会を果たし、携帯電話の番号を教えてもらった。そんな中、音の勤務する「春寿の杜」では、本社から派遣されたという朝陽(西島隆弘)が働き始める。ある日、夜勤を終え、静恵(八千草薫)の家に立ち寄ろうとした音は、練と遭遇。一緒にいた木穂子(高畑充希)を交際相手だと紹介される。一方、小夏(森川葵)は晴太(坂口健太郎)とヘアサロンやセレクトショップを巡り、彼から‘もうかるアルバイト’を教えてもらう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
石井祐介氏の演出で、少しだが月9らしさが見えた
これまでと全く違う人物描写になっていると思ったら、演出が第3話で並木道子氏から石井祐介氏に。以前にも書いたように、並木氏の脚本以上に人間関係をよじらせて描くのが苦手なのだが、石井氏になり全体が絞り込まれてスッキリした印象を受けた。きっと脚本家は同じだから、相当に編集でバッサリやったのではないだろうか。
盛り込み過ぎで、主人公2人を描き切れていない
とは言っても、脚本が脚本だから全体に、殺伐とし理不尽な社会を生きる今の若者たちを懸命に生きる姿を描こうって感じは何となく分かる。特に、脚本や戯曲的な角度では。
しかし、映像で見てしまうと、偶然の多用や描くことが多過ぎて、音(有村架純)は練(高良健吾)と言う2人の人間を描き切れていないと思う。今回は “月9風” のど真ん中な胸キュン演出と、編集で尺を多めにとってあるせいもあり、、音と練の恋バナのくだりはかなり良い感じに仕上がっていたと思う。
群像劇風にせず、音と練の胸キュン恋バナじゃダメなの?
ただ、全体を見れば、明らかに散漫。まさか、女3人に好かれるゴキゲンな引越し屋さんの話のはずは無いのだから、群像劇風になんて描かずにストレートに音と練の胸キュン恋バナにすれば良いのに…
あとがき
切ない雰囲気が全編に漂っているのですが、漂ってるのは雰囲気であって、個々の人物を描いていると言うより単なる切ない設定を見せてるって感じ。そんなあちこちの人物を描く前に、主人公2人をきっちり描いた方が、普通に楽しめると思うんですけれど。書きたいものを書くと言う作家性は理解しますが…
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
フジテレビ系ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」オリジナルサウンドトラック
手嶌葵「明日への手紙」
明日への手紙 Single, Maxi 手嶌葵 形式: カセット
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/8055/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方は、
http://dmesen.seesaa.net/article/433302845.html でも受付けております。
- 関連記事
-
- ダメな私に恋してください (第4話・2016/2/2) 感想 (2016/02/03)
- あさが来た (第104回・2/2) 感想 (2016/02/02)
- いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう (第3話・2016/2/1) 感想 (2016/02/02)
- あさが来た (第103回・2/1) 感想 (2016/02/01)
- 臨床心理学者 火村英生の推理 (第3話・2016/1/31) 感想 (2016/02/01)