あさが来た (第103回・2/1) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』公式
第18週『ようこそ!銀行へ』『第103回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
また、本記事では「宮崎あおい」さんの「さき」は本来の「立つ崎」が機種依存文字のため「崎」に統一しています。
※ベタボメ感想だけを読みたい人は、ブラウザバック(=ブラウザ上で前のページへと戻る)をするのが良いと思います。


加野銀行が順調に成長し、あさ(波瑠)は新聞に取り上げられる程、実業家として知られるようになっていた。そんなあさのことがおもしろくない娘の千代(小芝風花)は、あさとけんかばかりしていた。新次郎(玉木宏)はそんなあさと千代のことを心配に思って…。あさは加野銀行の従業員と勉強会を開く。平十郎(辻本茂雄)が先生を務め、あさもいっしょに学ぶようになる。そんな時、ある人物が現れる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

今週は、新田真三氏の演出に期待が高まる

週の始まり月曜日のアバンタイトルの構成はこんな感じ。

 ・あさ(波瑠)とはつ(宮﨑あおい)の10年ぶりの再会
 ・あさの娘・千代(鈴木梨央)とはつの長男・藍之助(森下大地)
 ・あさと渋沢栄一(三宅裕司)
 ・洋装になったあさ
 ・加野銀行の看板
 ・加野屋を辞める雁助(山内圭哉)

全く奇を衒うことのないな先週の出来事の振り返りだけのシンプル構成。そして、敢えて、新次郎(玉木宏)が映るカットを意図的に排除して、「新次郎は?」とさりげなく意識させて、今週はヒロインのあさと夫婦をしっかり描こうと言う宣言にも見えて来る。

こんな演出をするのは、当blogの常連さまならお分りだろうが、第10週『お姉ちゃんの旅立ち』と第14週『新春、恋心のゆくえ』担当の新田真三氏だ。これは今週も安心して楽しめるってことだであって欲しい。

6分間でうれしたのしの朝ドラらしいホームドラマ完成

主題歌明け、千代役が鈴木梨央さんから小芝風花へと変わり、再び和服の話を持って来て、和服姿の新次郎が登場。アバンとこれだけで映像的に加野屋に時代の変化が訪れていることが分かる。その後にあさも加わって、6分間でうれしたのしの朝ドラらしいホームドラマの完成だ。

座敷の2シーンは、見応えがあった

次の座敷のシーンは、佐々木演出お得意の夕景。直前の真っ昼間の座敷から夕景に変えて一気にイメチェン。それも夕日が座敷の奥まで入っている感じで、あさと新次郎の夫婦模様をしっかり見せようと言うことだろう。インサートカットの千代の部屋は少しだけ夕日が射し込む設定で、千代の晴れない気持ちが良く出ていた。

新次郎があさに土産を渡すアクションから、珍しくカメラがゆっくりとドリー撮影で横移動が始まった。カットチェンジでは描けないあさがサッと立ち上がり妻が夫の羽織を脱がして畳みむと言う一連の動作(所作)の流れの美しさ。

そのあとも、あさの切符収集と言う男の子っぽい趣味を描いて、それに協力している新次郎って感じ。この辺は、本作の小物を使った演出の上手さを踏襲している。ホント、ホームドラマとしてはよい仕上がりだ。

後半の5分も、美しくテンポ良くって感じで

そして10分。今度は昼間の屋外に場面を移し、白ドレスの洋装のあさと和服の新次郎、そんな夫婦を珍しいものを見るような目で追う町の人々。あさが女実業家として少しずつ有名になっていくのを描いたのだろう。その後も1分ほど早回しのようにあさの実業家の姿、加野屋の現状報告と続いた。

すぐに画面は変わって、燭台のロウソクの炎での夕食シーン。千野の赤い和服が色映える照明だ。やさしく温かな雰囲気の中で、ほのぼのホームドラマ。あさとうめ(友近)の会話で、あさの不安を描きつつ、新次郎が(多分、藍之助を連れて来て)話を手短に進める。そんな15分間だった。

あとは、あさの女実業家のパイオニアの部分だけだ

先にも書いたように、朝ドラらしいホームドラマとしてはかなりの仕上がりを見せていると思う。それだけに物足りないのが、あさの実業家の部分の描写。何とか新次郎と二人三脚として描いているため、家庭と仕事の一体感は醸し出しているが…

足りないのは実業家としての紆余曲折、悩みや苦悩、葛藤、緊張感、そんなものだ。ナレーションで補完している部分はあるが、ここまで良く仕上がっているなら、あさの女実業家のパイオニアの部分もきっちりと描き込んで欲しいと思ってしまう。

あと残り1/3しかない。いや、これまでの2/3の内のここ1か月の躍進は目覚ましいものがあると思っている。それが出来たのだから期待が高まるのだ。

あとがき

もう、ほぼほぼ残り1/3のための仕込みは先週までに済んでるはず。それだけにあとはどう描いてくれるか期待したいです。

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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
1 2 3 4 5 6
第2週『ふたつの花びら』
7 8 9 10 11 12
第3週『新選組参上!』
13 14 15 16 17 18
第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
25 26 27 28 29 30
第6週『妻の決心、夫の決意』
31 32 33 34 35 36
第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』
43 44 45 46 47 48
第9週『炭坑の光』
49 50 51 52 53 54
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『九転び十起き』
61 62 63 64 65 66
第12週『大阪一のおとうさま』
67 68 69 70 71 72
第13週『東京物語』
73 74 75 76 77 78
第14週『新春、恋心のゆくえ』
79 80 81 82 83 84
第15,16週は “五代さまウィーク”、その後は “はつが来た” で「あさロスが怖い」視聴者対策をするNHKをどう思う?
第15週『大阪の大恩人』
85 86 87 88 89 90
[備忘録] 自分の「あさが来た」の感想がブレる理由
第16週『道を照らす人』
91 92 93 94 95 96
第17週『最後のご奉公』
97 98 99 100 101 102
第18週『ようこそ!銀行へ』

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