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家族ノカタチ (第3話・2016/1/31) 感想

家族ノカタチ

TBSテレビ系・日曜劇場『家族ノカタチ』公式
第3話『亡き母からオヤジと息子へ最後の贈り物』の感想。


大介(香取慎吾)は浩太(高田彪我)の中学校への編入手続きを進める。だが、陽三(西田敏行)は浩太が学校になじめるか不安だ。一方、葉菜子(上野樹里)は律子(風吹ジュン)が自分のマンションで暮らすと言い出したことに頭を抱えていた。そんな折、大介は佐々木(荒川良々)から、葉菜子を呼んで合コンを開いてほしいと頼まれる。部下の莉奈(水原希子)から同じような頼み事をされた葉菜子が快諾する中、葉菜子の別れた夫・和弥(田中圭)が現れる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

本作に『池中玄太80キロ』が、重なって見えた

浩太(高田彪我)を中学校へ連れてきたカーキ色のジャケットを来た陽三(西田敏行)を見てふと気がついた。本作って、あの80年代のハートウォーミング・ドラマの決定版『池中玄太80キロ』のモチーフが入ってるんだと言うことが。

ある日、報道写真家で忙しくしていた玄太は、3人娘の子持ちの未亡人・鶴子結婚する。そして、3人の娘と玄太はしっくりいかないまま5人の同居生活が始まる。何とか3人の娘と玄太の距離が近づき始めた頃、鶴子が脳内出血で倒れて死んでしまう。周囲は玄太と娘3人の同居に猛反対するが、玄太は3人を立派に育てるのが鶴子との約束だと言って、本当の家族以上の絆を深めていく…と言う話。

「永里家の話」だってことが、明瞭になって良かった

『池中玄太80キロ』と本作の具体的な共通点なんて、西田敏行さんがキーパーソンってこと、奥さんが先に帰らぬ人となること、その奥さんとの約束を守ること、血の繋がりない子どもと同居生活をすること、この4点(も?)くらいしかない。しかし、ポイントポイントで何となく似たような匂いを感じてしまう。

それが悪いとか真似しているとか言いたいのではない。結局、第1話は別にして、前回と今回を観る限り、本作が陽三と大介たちの「永里家の話」が中心だってことが分かり、作品全体が、少しだけシンプルに見え全体がやや明瞭になったは良かったってこと。特に、主人公の大介を中心に描き、仕事の話は極力排除、葉菜子(上野樹里)の出番も少な目で…

あの名作が、骨格は超シリアスなテーマなのを、主人公家族とそれを支える人たちとの軽妙で温かなやり取りと、テンポの良さと、笑いあり涙ありの緩急をつけた心に残るドラマになったように、本作にも可能性があるのではないだろうか。

「つくり過ぎな設定」「葉菜子の立ち位置」が気になる

折角、良い感じに仕上がりつつあるし、もっと良くなる可能性を秘めているだけに、気になることがある。その1つが初期設定の “つくり過ぎ” で物語に現実味が薄いこと。浮世離れとは言わずとも、ちょっとデフォルメし過ぎって感じ

もう1つは、葉菜子の劇中での立ち位置。『池中玄太』では主人公1人だけが変わり者だった。しかし、本作は変わり者の大介(香取慎吾)が主人公。ここまでは良い。問題は、葉菜子もその母も元旦那も変わり者にしてしまった。葉菜子は普通の上階の住人で、徐々に大介に惹かれるくらいで良かったと思う。

幸いにも、現時点で葉菜子の変わり者っぷりはそれ程映像化されていないから、若干脚本や演出でキャラを抑えるなり、編集でモノローグを上手く使って軌道修正するのもアリだと思う。このままごちゃごちゃ状態の群像劇に持ち込むのは勿体無いと思う。

あとがき

前回の感想のあとがきで、「W主人公、ましてや群像劇にはならないで欲しいです。願うはそれだけです」と書きました。どうやら制作陣もその方向に進むようです。このまま描くべきものを絞り込んで丁寧に描けば、視聴率巻き返しもあると思います。

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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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