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わたしを離さないで (第3話・2016/1/29) 感想

わたしを離さないで

TBSテレビ系・金曜ドラマ『わたしを離さないで』公式
第3話『初恋の行方は…閉ざされた未来に見た儚い夢と希望』の感想。
なお、原作:カズオ・イシグロ「わたしを離さないで 」は未読。マーク・ロマネク監督映画「わたしを離さないで(2010)」も未見。


‘提供者’の世話係を務める‘介護人’の珠世(馬場園梓)が、友彦(三浦春馬)の担当を外れることになった。珠世は、後任に恭子(綾瀬はるか)を推薦する。だが、友彦は過去のある出来事から、恭子に頼むのをためらう。15年前。恭子たちは陽光学苑卒業の年を迎える。卒業後は2、3人単位で別の施設に移り、外界での生活に慣れるための訓練を受けることになる。一方、龍子(伊藤歩)には、奇妙な行動が目立つようになっていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

過去と現在を同時に描く構成は、成功なのか?

第3話で、こう言う時間経過をさせる構成だったのか。そして、「さあ、第4話から第2章だ」と思える人は良いだろうが、どうも私にはピンと来なかった。

だって、過去を描きなから同時に未来も描くってことは、ひねくれて言うならば、描かれた未来までは変化は無いってことの裏返し。ならば、一般的な回想シーンで時々インサートしてくれれば十分ではないか。

まあ、このような構成が謎めいていて好きなら別だが、冷静でせっかちな私は、あれこれ台詞を並べてエピソードを羅列されても謎を先延ばしにされても、大した興味は湧かない。むしろ、「未来の先」を観たい、描いて欲しいと思ってしまうだけなのだ。

もっと直接的に生徒たちの悲劇を見せてくれたら…

制作サイドの英断と勇気は必要になるだろうが、もっと具体的、直接的な表現で生徒たちの悲劇を見せてくれていたら、子役たちの名演技も相まって、刺激的な作品として心に焼き付き、話題性も高まった可能性はある。

それに、3話分もの時間を好意的な脳内補完に頼るより、ずっと本作のテーマに切り込んだエッジのきいた作品になったのではないだろうか。やはりテレビドラマは、台詞を並べるのでなく、映像で描くべきだと思う。

実は最も気になったのは、需給バランスの不自然さ

過去と現在を同時に描いたことで、最も気になったことがある。それは、本作内の「提供者(ドナー)」と「受給者(レシピエント)」の需要と供給のアンバランスさだ。不自然さと言っても良い。

一般的に考えれば、受給希望者は山のようにいるはずだ。それも臓器移植以外に根本治療がない “時間がない人” が、世界中に数えきれないほどに。その割に組織の規模が小さいし、どんな選択方法で受給者を選別しているのか、そちらの方が物語の “未来” よりもずっと気になる。

あとがき

取り敢えず、発信器の謎の回収などもあり、第1章の完結編と言ったところでしょうか。

ただ、第1章を見終えても “歯がゆさ” は残ったままです。クローンと言う立場を、なぜ、いとも簡単に受け入れてしまうのか? 「付き合う」と言う言葉まで持ち出して生き続けることを望むなら、学苑から逃げ出す機会はいくらでもあったように思えたから。

もしかしたら、原作はクローンや臓器提供をテーマにしたかったのでなく、長く生きられない若者たちの “生” を描きたかったのかも知れませんね。今作はそこを抽出して誇張してたりして(想像ですが)。

だから、この先は友人関係や恋愛に悩み苦しみ、人生についてもがき苦しむ若者者たちの青春群像劇、普遍的な人間ドラマになるかもしれない。だとしても、第3話までを観た限りでは、クローンという設定しか残りませんが…

それでも、これだけの感想を書いてるんですから、本質的に興味はあるのだと思います。苦手な綾瀬はるかさんも前作に続いて良い感じですし、三浦春馬さんはかなり期待上の演技。と言うことで、もう少し観てみようと思います。

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【これまでの感想】
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