あさが来た (第102回・1/30) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第17週『最後のご奉公』『第102回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
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明治21年、あさ(波瑠)の念願だった加野銀行が設立する。あさは、洋服に着替え働こうとすると新次郎(玉木宏)は…。千代(鈴木梨央)がよの(風吹ジュン)とともに金魚を見ていると、雁助(山内圭哉)がやって来る。千代に、ある言葉を残して雁助は加野屋を去っていく。そして、数年後、新聞に取り上げられるほど、経営者として有名になっているあさだが、相変わらず娘の千代(小芝風花)とけんかをしていて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
雁助の旅姿…
アバンタイトルで洋装のあさ(波瑠)を見せてスタートした土曜日。主題歌明けは和服の女5人の姦しい会話で対比させたのも悪く無い。ただ、千代(鈴木梨央)が「あれっ、大番頭さん、どこか旅に行きはりますのんか?」と言う時の雁助(山内圭哉)が旅姿であることが全身が映るまで分かり難かったのが残念。千代の台詞の前に見せても良かったかも?
でも、雁助の千代への言葉は、今週の集大成的で良かった。そして、加野屋を去る時は、店の正面から左へ。地面に光と影で縦に区切りを付け強く出したのも良い感じだ。
「普通」と違う本作らしい工夫や見せ方に期待大
雁助が去って行った後は、正に今週のプロローグと少しの来週以降へのネタ振り。時間経過と偶然を重ねて、テンポ良く展開。また、大事なところは箇条書きか?なんてことは言うつもりは無い。
確かに過程を描くのは大事なことだが、とにかくこのヒロインは描くべきことがたくさんあり過ぎる(はずだ)。だとすれば、エピソードの取捨選択は必至なこと。だから、今回の15分間も決して箇条書きとは思わない。
ただ、冒頭の雁助の旅姿があと1カットあったら良かったように、今週ずっと続けてきた丁寧でテンポが良くて登場人物の心を描いて感動させる脚本と演出が、この15分間は少し物足りなかったのが残念。「普通の土曜日」と言わせないような工夫が出来ると思う。そんな期待を来週に込めたいと感じた15分だった。
あとがき
もう少し登場人物の内面を描けていたら違ったでしょうね。でも、時間経過が多かったので難しかったとは思います。でも、このスタッフなら出来ると思います。その位に、今年に入ってからの本作に期待をしています…
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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
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第2週『ふたつの花びら』
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第3週『新選組参上!』
13 14 15 16 17 18
第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
25 26 27 28 29 30
第6週『妻の決心、夫の決意』
31 32 33 34 35 36
第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』
43 44 45 46 47 48
第9週『炭坑の光』
49 50 51 52 53 54
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『九転び十起き』
61 62 63 64 65 66
第12週『大阪一のおとうさま』
67 68 69 70 71 72
第13週『東京物語』
73 74 75 76 77 78
第14週『新春、恋心のゆくえ』
79 80 81 82 83 84
第15,16週は “五代さまウィーク”、その後は “はつが来た” で「あさロスが怖い」視聴者対策をするNHKをどう思う?
第15週『大阪の大恩人』
85 86 87 88 89 90
[備忘録] 自分の「あさが来た」の感想がブレる理由
第16週『道を照らす人』
91 92 93 94 95 96
第17週『最後のご奉公』
97 98 99 100 101
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