あさが来た (第97回・1/25) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第17週『最後のご奉公』『第97回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
また、本記事では「宮崎あおい」さんの「さき」は本来の「立つ崎」が機種依存文字のため「崎」に統一しています。
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和歌山で暮らすはつ(宮崎あおい)が息子の藍之助(森下大地)と菊(萬田久子)とともに加野屋にやってくる。あさ(波瑠)とはつは十年ぶりの再会を喜ぶ。藍之助は、加野屋に興味深々で、勝手に見て回ろうとするが、厳しいはつにしかられる。それを見たあさと新次郎(玉木宏)は…。そしてはつは、あさの娘千代(鈴木梨央)を見つけ抱きしめる。千代は、母とは違う優しい感じに戸惑ってしまい…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
ダイジェスト版構成の観易く心地良い西谷演出のアバン
先週が五代(ディーン・フジオカ)の死で悲しい1週間だったことと、週の始まりの月曜日で清々しさを描こうと、まず冒頭で元気なころの五代を明るい楽曲に乗せて、「銀行」と言う単語をたくさん入れ込みつつ、先週の見所をダイジェスト版に構成した観易くて心地良いアバンタイトルだった。
もう、当blogの読者さまなら、今週の演出担当が12月後半の第12,13週を担当した西谷真一氏であることは一目瞭然だと思う。と言うことは、今週も先週に続き安定感のある一週間になりそうだ。
はつと千代の初対面は、オーケストラ音楽で装飾
主題歌明けも明るいBGMで、とにかく雰囲気を刷新。特に以前のはつ(宮崎あおい)の登場場面のちょっと重たい雰囲気さえも見せないような工夫があちこちに。はつと千代(鈴木梨央)の出会い場面は、ディズニー映画風の荘厳なオーケストラサウンド音楽で、はつらしい母の優しさやこれまでの苦労や成長自身の優しさを上手に後押し。
関西のオバチャン同士の井戸端会議風も楽し
一方、よの(風吹ジュン)と菊(萬田久子)の久し振りの再会シーンは、ちょっとコミカルな劇伴で関西のオバチャン同士の井戸端会議風で、お互いの自慢話を少し入れて、盗み聞ぎする榮三郎(桐山照史)と雁助(山内圭哉)も含めて、コント風の明るい間繋ぎ。こう言うのも朝ドラらしくて楽しい。
はつとふゆうめの座敷のシーンも良かった
そして物語はテンポ良く、「極め付けの始末屋」の軽妙なコントを経由して、今度はうめ(友近)の「あないに若々しいお顔、久し振りに見ました」台詞で、はつと懐かしい今井家の雰囲気を作って、そこへ今の母親になったあさが登場。これと言った内容は無かったが、月曜日としては楽しい15分間だった。
あとがき
さて、明るくテンポ良く始まった第17週。サブタイトルから察すると雁助とふゆうめのエピソードが描かれるはずですが、第15週同様あくまで脇役のお話。メインは、ヒロインあさの銀行設立のくだりが本格化する部分。週の後半には大物キーパーソンが登場するはず。上手に脇役で泣かせつつヒロインの活躍を描くのを期待します。
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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
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第2週『ふたつの花びら』
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第3週『新選組参上!』
13 14 15 16 17 18
第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
25 26 27 28 29 30
第6週『妻の決心、夫の決意』
31 32 33 34 35 36
第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』
43 44 45 46 47 48
第9週『炭坑の光』
49 50 51 52 53 54
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『九転び十起き』
61 62 63 64 65 66
第12週『大阪一のおとうさま』
67 68 69 70 71 72
第13週『東京物語』
73 74 75 76 77 78
第14週『新春、恋心のゆくえ』
79 80 81 82 83 84
第15,16週は “五代さまウィーク”、その後は “はつが来た” で「あさロスが怖い」視聴者対策をするNHKをどう思う?
第15週『大阪の大恩人』
85 86 87 88 89 90
[備忘録] 自分の「あさが来た」の感想がブレる理由
第16週『道を照らす人』
91 92 93 94 95 96
第17週『最後のご奉公』
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