臨床心理学者 火村英生の推理 (第2話・2016/1/24) 感想

日本テレビ系・『臨床心理学者 火村英生の推理』(公式)
第2話『怪奇!透明人間!?秘湯に消えた!?密室殺人容疑者は宿泊客全員』の感想。
なお、原作:有栖川 有栖、麻々原 絵里依「臨床犯罪学者・火村英生の推理」シリーズは未読。
有栖(窪田正孝)が滞在中の温泉宿で殺人事件が発生。現場は前夜、包帯とサングラスで顔を隠してチェックインした不審な客が宿泊した離れの部屋だった。火村(斎藤工)も捜査のため宿に駆け付ける。所持品から被害者は相羽(佐野岳)という名だと判明。相羽のアパートを調べた火村は、最近引きこもっていたという相羽を頻繁に訪ねていた友人・幡多(吉沢亮)がいたことを知る。事件の起きた温泉宿は、幡多の実家だった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
第1話より、いろいろ絞り込まれて楽しめる作品になった
第1話の15分拡大が無くなり、扱う事件も1つになったために、ますそれだけで観易くなった。
そして、火村(斎藤工)の活躍で難事件が解決される部分が本作の核であることも分かったから、その部分は推理ドラマとして、良くも悪くもBBCドラマ『SHERLOCK』を意識した斎藤さんらしい演技と相まって、それなりに楽しめる作品になってきたと思う。
継続視聴のために、改善して欲しい2つの気になること
ただ、ギリギリ楽しめているが、面白いかは疑問。リタイアするほどでもない。その理由は
1つは、有栖(窪田正孝)の存在理由が希薄なこと。もっと有栖がストーリーテラーとなるとか、有栖の一人称的な語りで物語が進むなどの脚本と演出の作戦や工夫があれば別だが、現状は映像的に “2人の協力で事件が解決に至った風” に描いてるだけに見えてしまう。これでは実質的に2人である必要が無いのと同じ。
もう1つ、これが最大の関心事。それは火村の能力の凄さがイマイチ見えてこないところ。超能力なのか、超が付く程の勘なのかが。どう見ても今は論理的な推理で無く、後付けで臨床心理学者で説得力を持たせてるに過ぎない。
この放送枠なら、もっと凄さをデフォルメして表現しても違和感は少ないはず。是非、映像的な工夫によって凄さを魅せて欲しい。もちろん、原作があるし契約関係もあるだろうが、『デスノート』や『エンジェル・ハート』のような劇画チックな魅せ方も十分アリだと思う。
あとがき
窪田正孝さん人気が持つ潜在視聴率に今後も頼るなら、有栖の存在意義をもっと作り込む必要があると思います。その上で、火村の能力を臨床心理学を基にした超能力として映像的な見せ方に工夫したら良いかなと。シリアスもコミカルも自由自在な斎藤さんと窪田さんなら、十分に可能だと思うんですが。
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【これまでの感想】
第1話
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