家族ノカタチ (第2話 / 10分拡大・2016/1/24) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『家族ノカタチ』(公式)
第2話 / 10分拡大『元夫はストーカー!?俺の城に危機迫る!』の感想。
陽三(西田敏行)と義弟・浩太(高田彪我)と3人で暮らし始めた大介(香取慎吾)の元に、陽三の再婚相手・恵(水野美紀)の兄・岩渕(戸田昌宏)から、浩太を引き取りたいという連絡が来る。歓迎する大介だが、陽三は猛反対する。そんなある日、帰宅した大介は、会社の同期・佐々木(荒川良々)が自宅に上がり込み、陽三らと食事をしているのを見てあぜんとする。一方、葉菜子(上野樹里)は上京中の母・律子(風吹ジュン)に振り回されていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
第2話は、拡大分のラスト10分で持ち直した
第2話もなぜ10分拡大?と思ったが、実はその10分間で大きく物語が動いた。どうやらこれで方向性が定まったような気がする。
第1話では、多過ぎる登場人物の台詞の羅列で設定と状況説明に追われた。第2話も、第1話で一度描いたエピソードの繰り返しが多く、かなり終盤まで助長気味だった。
しかし、第1話と違ったのは、描き込む登場人物を大介(香取慎吾)と葉菜子(上野樹里)の2人に絞り込んだこと。そして、大介と葉菜子のそれぞれを中心に仕事や生活を描いたこと。これによってだいぶ2人の個々の状況が見えてきたのは、ドラマとして良いと思う。
更に、ラスト10分辺りで、義弟・浩太(高田彪我)を絡めたエピソードと引越しパーティーのくだりで大介と葉菜子の違いを見せたのも悪くないし、これでやっと『日曜劇場』らしい仕上がりに近づいたと思う。
W主人公にして、大介を物語に埋没させないで
ただ、心配と言うか、個人的な不満はあるにはある。それは、W主人公状態であることだ。確かに話の中心は大介と葉菜子になるのだろう。しかし、だからと言って2人を同等に扱う必要はない。例えば、大介をメインにして物語を構築したって、ご近所さんとクレーマーと言う関係で描くことは十分に可能なはず。
なぜ、私がこの類のホームドラマでW主人公を心配するのかと言うと、葉菜子側の不必要な描写が増えて物語が間延びしたりするからだ。第2話ではそんなことは無かったが、第1話はそうなっていた。と言うことは、今後も無いとは言えない。だから心配になる。香取さんと上野さん、脇役たちの演技も良いだけに心配なのだ。
あとがき
W主人公、ましてや群像劇にはならないで欲しいです。願うはそれだけです。
第1話
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【これまでの感想】
第1話
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