あさが来た (第91回・1/18) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第16週『道を照らす人』『第91回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
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あさ(波瑠)は、頻繁に九州を訪れ、熱心に炭坑を買い進めていた。そしてあさは、炭坑の支配人の宮部(梶原善)を連れて大阪に帰ってくる。宮部は、あさの炭坑経営の手腕をほめる。ほめられ慣れていないあさは、照れてしまい…。あさは、改めて銀行設立の必要性を当主の榮三郎(桐山照史)に話す。その話を番頭の雁助(山内圭哉)も聞いていて…。五代友厚(ディーン・フジオカ)を訪ねたあさは、顔色が悪いことを心配すると…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今週も、西谷真一氏らしい月曜日のアバンタイトル
先週のおさらいと、ほぼ前回を引き摺らない九州の炭鉱の話を3分以上の長尺のアバンタイトルで、如何にも “新しい週の始まり感” を前面に出した月曜日らしい演出をするのは、12月後半の第12,13週を担当した西谷真一氏らしい。やはり、西谷氏のアバンは、いろんな意味で朝ドラらしさを醸し出してると思う。
「五代ウィークまつり」をここまでやるかと思うが…
先々週マスコミに「2週間の五代ウィーク」を流し、先週あれだけフラグを立てた上に、「五代ウィークまつり」風を月曜日からここまでやるかと言う感じはする。ただ、実際に演出家が交替し週替わりもしたのだから、これもまた朝ドラらしいと言えばそうとも言える。
五代の死と加野屋の新展開を上手く重ねて描いて欲しい
心配だし気になるのは、この週単位と言う朝ドラならではの考え方。『花子とアン』『マッサン』と同様に本作の主人公のモデルは所謂 “有名人” や “偉人” の類いの人。そうなると、描かざるべきことはそれなりに多いはず。
それを週単位で区切って描くのは、時には良い時間繋ぎになるだろうが、間違うと引き伸ばし感を生んでしまうことになりかねない。
とにかく、第12週『大阪一のおとうさま』で魅せた西谷氏の絶妙なアバン、そして演出と編集で、どうか「五代ウィーク」に、加野屋の銀行と石炭事業の新展開を上手に重ねて、乗り越えて頂きたい…
あとがき
新次郎が幼き頃からのサトシへのわだかりを解き、最期にサトシと心を通わせ、安らかに息を引き取った正吉を、感動的且つさりげなく描いて魅せた西谷真一さんが演出ですから、五代の最期もあさの成長と共に上手く魅せてくれると期待します。
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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
1 2 3 4 5 6
第2週『ふたつの花びら』
7 8 9 10 11 12
第3週『新選組参上!』
13 14 15 16 17 18
第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
25 26 27 28 29 30
第6週『妻の決心、夫の決意』
31 32 33 34 35 36
第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』
43 44 45 46 47 48
第9週『炭坑の光』
49 50 51 52 53 54
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『九転び十起き』
61 62 63 64 65 66
第12週『大阪一のおとうさま』
67 68 69 70 71 72
第13週『東京物語』
73 74 75 76 77 78
第14週『新春、恋心のゆくえ』
79 80 81 82 83 84
第15,16週は “五代さまウィーク”、その後は “はつが来た” で「あさロスが怖い」視聴者対策をするNHKをどう思う?
第15週『大阪の大恩人』
85 86 87 88 89 90
[備忘録] 自分の「あさが来た」の感想がブレる理由
第16週『道を照らす人』
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