家族ノカタチ (第1話 / 初回15分拡大・2016/1/17) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『家族ノカタチ』(公式)
第1話 / 初回15分拡大『結婚しない息子と娘VS超破天荒な父と母』の感想。
大介(香取慎吾)は、文具メーカーに勤める39歳の独身男性。一人で行動することを好む彼は、念願だったマンションを購入した。引っ越し当日、大介は同じマンションで暮らす偏屈な女性・葉菜子(上野樹里)と知り合う。その一方、仕事では‘クレーマーハナコ’と呼ばれる社内でも有名なクレーマーに悩まされていた。そんなある日、大介のマンションに何年も会っていなかった父・陽三(西田敏行)が突然現れ、一緒に住むと言い出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
良くも悪くも欲張ってる感じが丸見え…
脚本は、『銭の戦争』の後藤法子氏。演出は、『アリスの棘』『ナポレオンの村』の平野俊一氏。独身をこじらせた男女を通して、親子とは、家族とは、恋愛とは、結婚とは、仕事とは、人生とは何かを描くようだ。良くも悪くも欲張ってる感じが丸見えの本作。
人も設定も多過ぎて、結果的に台詞の羅列…
それだけに、描きたことのために脚本に初期設定であれこれ詰め込み過ぎたって感じ。登場人物も設定も。その上、実質上のダブル主人公だから、各方面の登場人物もこれでもかって位に多い。だから、各人に台詞を言わせるだけで、結果的に台詞の羅列になってしまう。要は映像っぽさを感じにくいってこと。
中盤から、一気に『日曜劇場』になってきたが…
その上、きっと脚本家も盛り込み過ぎを承知しているから、中盤からダブル主人公を一気に急接近させて、物語を進め始めた。そして、終盤では、葉菜子(上野樹里)は陽三(西田敏行)を介して、大介(香取慎吾)は浩太(髙田彪我)を介して、いつもの『日曜劇場』のホームドラマ風に仕上げてきた。
あまりに唐突でご都合主義だが、このまま何を中心に描くのかぼやけたまま台詞を聞かさせるよりはマシ。この多種多様な設定と台詞の多さを何とかするのが、日曜の夜にのんびり楽しむホームドラマとして必修だと思うが、きっと出来るのは編集でテーマなりを絞り込むくらいのはず。でも、やらないよりは良いと思う。
『デート』風の恋バナでW主演を活かせば良かった?
確かにテンポは悪く無いが、この台詞だらけの進行がやはり疲れるし、テレビドラマらしく見えないのが残念。最初からもっとシンプルに独身をこじらせた男女の恋バナ、そう『デート~恋とはどんなものかしら~』のようにしたら、香取さんのコミカルな部分も、上野さんのコメディエンヌっぷりも活かせたし、自然な仕上がりなったと思う。
あとがき
中盤まではどうなるかと思いましたが、中盤以降は何となく落ち着いて来たので次週も観てみようと思います。とは言え、流石に登場人物と設定が多過ぎると思います。大介の父・陽三をキーパーソンにしてまとめるのが得策のような気がしました。個性的な出演者が多いだけに、台詞だけってのはもったいない…
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/7989/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方は、
http://dmesen.seesaa.net/article/432694132.html でも受付けております。
- 関連記事
-
- あさが来た (第91回・1/18) 感想 (2016/01/18)
- 臨床心理学者 火村英生の推理 (第1話 / 初回15分拡大・2016/1/17) 感想 (2016/01/18)
- 家族ノカタチ (第1話 / 初回15分拡大・2016/1/17) 感想 (2016/01/18)
- [備忘録] 自分の「あさが来た」の感想がブレる理由 (2016/01/18)
- 怪盗 山猫 (第1話 / 初回20分拡大・2016/1/16) 感想 (2016/01/17)