怪盗 山猫 (第1話 / 初回20分拡大・2016/1/16) 感想

日本テレビ系・土曜ドラマ『怪盗 山猫』(公式)
第1話 / 初回20分拡大『土曜の夜をいただきます。義賊か悪党か!?天才怪盗、山猫参上』の感想。
なお、原作:神永学「怪盗探偵 山猫」シリーズは未読。
善人を装う悪党の罪を暴き、彼らから大金を盗み出す怪盗・山猫(亀梨和也)は、ある夜、裏で振り込め詐欺を働いている政治団体に侵入。しかし、仲間の細田(塚地武雅)が解除したセキュリティーを何者かが復旧させ、あわや逮捕の危機に。細田を妨害できるのは‘魔王’と呼ばれる天才ハッカーしか考えられない。雑誌記者の勝村(成宮寛貴)から魔王の正体が、女子高生の真央(広瀬すず)だと聞き出した山猫は、早速、彼女に会いに行く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
ハイテンションに乗り切れずにちょっと疲れた…
脚本は、『若者たち2014』、映画『テルマエ・ロマエ』の武藤将吾氏。演出は、『○○妻』『デスノート』の猪股隆一氏。大企業や有力者の悪事を暴く “平成のねずみ小僧” 風な主人公の物語のようだ。
番宣のイメージではもう少しハードボイルド的な仕上がりかと思ったが、蓋を開けてみるといつもの日テレ土曜ドラマの、家族みんなで楽しめるちょっとデフォルメがきつめなハイテンション系。まあ、この辺が好みが分かれるところかもしれない。事実、私も初回を観た限り、ノリに乗り切れず少々疲れてしまった。
ドラマ的な様々な工夫はある
ただ、ドラマとして考えると様々な工夫が施されている。特に良いのが雑誌記者の勝村(成宮寛貴)の設定。視聴者と同じ部外者的視点で存在するため、唯一の心のよりどころにもなるし、全体のやり過ぎ感の清涼剤にもなってる。
また、山猫(亀梨和也)の “凄さ” をあれこれときっちり描いていること。ただ、山猫のハイテンションっぷりに目立ちにくくなっているのが残念だ。しかし、そのお蔭でテンポの良さと展開の速さが生まれているのも事実。ここが相反するのだどうにかなれば、もっと普通に楽しめそうだが。
もっとみんな落ち着いても良いんじゃないの?
あれこれ詰め込まれているように見えて、意外と話の内容は単純。人情モノの雰囲気も漂って、その点では家族みんなで十分楽しめるだろうし、亀梨さんのファンなら最近作とはまた一味違う役柄だから楽しめるだろう。
ただその反面、山猫(真央もだが)のキャラのやり過ぎ演出によって、良い部分が見え難くなっているように思う。ただの私の好みだが、もっとみんな落ち着いても良いんじゃないだろうか。
あとがき
最後の最後まで使えたなあって印象です。仕事から帰って来て観るには、このテンションはきついですね。ここまでやる必要ってあったのかどうか。もう少し様子見を続けます。
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