あさが来た (第90回・1/16) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第15週『大阪の大恩人』『第90回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
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五代友厚(ディーン・フジオカ)の疑いも晴れ、あさ(波瑠)は懸命に働き、炭坑経営をなんとか軌道に乗せる。そして、あさは、銀行経営を夢見て熱心に勉強をしていた。そんな時、新次郎(玉木宏)は、娘の千代のある一言に悩み、五代に相談すると…。そしてさらに、あさは、千代の書いた一年前の七夕の短冊を見てしまい、ショックを受ける。日々成長していく娘と過ごす時間の大切さを知ったあさは…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
小物で心理を描くのが上手なドラマ
今朝は、簡単感想で。
ひな人形で “それぞれの夫婦” をよの(風吹ジュン)に語らせる辺り、実に自然で良い感じ。そして、母を男雛様に例える千代(中川江奈)も良い。そして昨日の懸念材料だった、ラストの語りで「物分かりの良い千代」で処理してしまったのは残念の件だが、一年前の七夕の短冊を登場させたことで、かなり回収。
こう言う説明台詞で無い時間経過と小物を上手く使った我が子の成長とそれを思う母を描くのはとても良い。まあ、小物で心理を描くのは本作は上手なドラマだとは思うが。私の完全な蛇足で良かった。
表面的に話を進めるより、内面を描くのが大切
終盤の五代(ディーン・フジオカ)の体調不良も敢えてドラマチックに描かず、ラストの記念写真で大阪らしいゲストカメラマンによる微笑ましいシーンで週を括った第15週。人によってはもっとあさの仕事を描くべきと思う人もいると思うが、とにかく今週のあさと新次郎、そして千代の人物像を掘り下げて描いたのは良いと思う。表面的に話を進めるより、内面を描くのが大切だから。
あとがき
2週間に亘る「五代ウィーク」がどうなるか心配でしたが、取り越し苦労だったようで良かったです。先週の脇役の恋バナの後に、しっかりあさ、新次郎、千代を描いたのは大きく取り戻した感じ。次週にも期待します。
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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
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第2週『ふたつの花びら』
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第3週『新選組参上!』
13 14 15 16 17 18
第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
25 26 27 28 29 30
第6週『妻の決心、夫の決意』
31 32 33 34 35 36
第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』
43 44 45 46 47 48
第9週『炭坑の光』
49 50 51 52 53 54
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『九転び十起き』
61 62 63 64 65 66
第12週『大阪一のおとうさま』
67 68 69 70 71 72
第13週『東京物語』
73 74 75 76 77 78
第14週『新春、恋心のゆくえ』
79 80 81 82 83 84
第15,16週は “五代さまウィーク”、その後は “はつが来た” で「あさロスが怖い」視聴者対策をするNHKをどう思う?
第15週『大阪の大恩人』
85 86 87 88 89
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