ナオミとカナコ (第1話 / 初回15分拡大・2016/1/14) 感想

フジテレビ系・『ナオミとカナコ』(公式)
第1話 / 初回15分拡大『いっそ二人で殺そうか、あんたの旦那…女達の完全犯罪が始動』の感想。
なお、原作:奥田英朗「ナオミとカナコ」は既読(読書感想の記事)。
大手百貨店の外商部に勤める直美(広末涼子)は、顧客の対応に追われる日々を送っている。ある日、同じ沿線に引っ越してきた親友・加奈子(内田有紀)の新居を訪れた直美は、エリート銀行マンの夫・達郎(佐藤隆太)や彼の姉・陽子(吉田羊)とも会い、幸せそうな加奈子をまぶしく感じる。ところが後日、加奈子の顔に浮かぶどす黒いあざを見た直美は驚く。加奈子は夫婦げんかだと言うが、実は達郎からの暴力に苦しめられていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
想像以上に良い仕上がり
原作は、既読。脚本は、『絶対零度』『医龍』などの浜田秀哉氏。演出は、『信長協奏曲』『恋仲』の金井紘氏。原作小説が面白いから、どんな実写ドラマに仕上がるのか楽しみだった。そして、結論から言うと、想像以上に良い仕上がりだった。
高畑淳子さんと吉田羊さんの配役が良過ぎる
まず、驚いたのが、中国人女性・李朱美を演じた高畑淳子さんの存在感と名演技。何せ私が原作を読んだ時の妄想キャスティングが、高畑淳子さんか余貴美子だったから。ネタバレになるからあまり言えないが、本作に置ける大重要人物。この李朱美がどう直美(広末涼子)側からを揺さぶるかが本作の成功にかかってる。
その意味では、達郎(佐藤隆太)や彼の姉・陽子を演じる吉田羊さんは、原作とは違うイメージだが、実は本作は原作からいろいろ連ドラ用に設定変更されており、見た目では吉田羊さんがピッタリの雰囲気。陽子は加奈子(内田有紀)側から翻弄させるキーパーソン。この2人のキャスティグだけでも大成功が見えた気がした。
“走り出したら止まらない、
女2人の短絡的で刹那的だけど
勇気ある自己実現の旅の物語” を魅せて欲しい
全体的には、最初から夫殺しと親友の共犯と素人が計画する完全犯罪を描くことは匂わせてスタートしたのは成功だと思う。妙に隠すとむしろ本作が描くべき部分が見え難くなるから。
その描くべきテーマは、走り出したら止まらない、女2人の短絡的で刹那的だけど勇気ある自己実現の旅の物語。その意味で、ドラマ『聖女』で “聖女” と “悪女” を演じた広末涼子さんが本作では真面目な百貨店外商部社員と犯罪者を、 内田有紀さんは珍しく保守的な専業主婦から犯罪者へと変貌するのも見所になると思う。
あとがき
エリート銀行マンの夫・達郎を演じる佐藤隆太さんも良い感じでした。久し振りに配役と物語がドンピシャなドラマだと思います。どうか、この調子で最終回までハラハラドキドキ楽しく描いてくれることを期待します。
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