あさが来た (第84回・1/9) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第14週『新春、恋心のゆくえ』『第84回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
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騒動を経て、ふゆ(清原果耶)と亀助(三宅弘城)の縁談が決まる。あさ(波瑠)と新次郎(玉木宏)は、仲人を務めることに。美しい花嫁姿のふゆに、よの(風吹ジュン)をはじめ加野屋の人々が、大喜び。そのとき雁助(山内圭哉)が炭坑から戻ってきてさらに盛り上がり…。おめでたいことは続き、榮三郎(桐山照史)にも縁談の話がある中、あさは銀行づくりへの思いを強めていくのだった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
アバンでは、ふゆと亀助の出番無し…
今週は、あれだけふゆ(清原果耶)と亀助(三宅弘城)の恋バナを描いて来たのに、アバンタイトルでは全く出番無し。ただ、あさ(波瑠)と新次郎(玉木宏)の祝言の思い出話を見せただけ。こう言うアバンってことは、定番の金曜日でエピソードを一区切りして、土曜日はネタ振り三昧ってことなんだが…
ふゆと亀助の祝言も意外な程にあっさり終了…
5分程で、ふゆと亀助の「祝言の当日の風景」も意外な程にあっさり終了。おまけに九州行きのネタ振りまで。まあ、考え方はいろいろあろうが、せっかくあれだけ毎日描いて来た恋バナだし、それなりに盛り上がって来ていたのだから、やるやらもう少し盛大にやって締め括っても良かったと思う。
しかし、蓋を開けてみれば、普通の脇役の「祝言の当日の風景」のあっさり加減。まあ、これが本来の、普通の描写だと思う。だとしたら、無理に土曜日に描かずに金曜日のラストで描いても良かったように思うし、それ以前に脇役の恋バナを1週間描く必要があるかって話なのだが…
後半7分間も、ネタ振りで慌ただしく終了…
祝言以外は、ほぼすべて次週からのネタ振り三昧。五代才助(ディーン・フジオカ)のこと、銀行のこと、レストラン「晴花亭」、鈴木梨央ちゃんのこと、亀助とふゆのその後、榮三郎(桐山照史)の許嫁さち(柳生みゆ)のことなどなど。
これで終わったら突っ込むところだが、最後の最後に千代の台詞で「ぎんこ(う)」を言わせて、あさの銀行設立への思いを印象付けたのだけは良かった。
ただ、流石に後半の7分程度にこれだけ盛り込むと盛り込むのはどうかと思う。場面転換もドタバタして繋がりは無いし、そもそもふゆと亀助の祝言をきっかけに、あれこれ締め括って次の段階へ行くようにする必要ってあるのだろうか。それに毎日15分間しかない朝ドラだから、1週間の構成としても疑問を感じた。
あとがき
結局、視聴者として振り返れば、脇役の恋バナを6日間通して描くべきだったかの議論になりますが、脚本家として描くと決めたのなら、祝言の当日まで、特にあさと新次郎の初仲人の部分まで描いても良かったと思ます。だって、今週のヒロインあさの存在感の薄さと言ったら半端無いのだから。
やはり、あさの物語が観たいのです。朝ドラヒロイン初の裕福な娘が、世に名を遺す女傑で女性実業家のパイオニアに成長する物語、そんな妻を支える年上の夫との夫婦の愛の物語を観たいのです。
しかし、昨日の記事『第15,16週は “五代さまウィーク”、その後は “はつが来た” で「あさロスが怖い」視聴者対策をするNHKをどう思う?』で書いたように、いつになったらあさが中心の『あさが来た』がリスタートを切るんでしょう。あれこれしてると1月が終わりますが…
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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
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第2週『ふたつの花びら』
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第3週『新選組参上!』
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第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
25 26 27 28 29 30
第6週『妻の決心、夫の決意』
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第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』
43 44 45 46 47 48
第9週『炭坑の光』
49 50 51 52 53 54
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『九転び十起き』
61 62 63 64 65 66
第12週『大阪一のおとうさま』
67 68 69 70 71 72
第13週『東京物語』
73 74 75 76 77 78
第14週『新春、恋心のゆくえ』
79 80 81 82 83
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