第15,16週は “五代さまウィーク”、その後は “はつが来た” で「あさロスが怖い」視聴者対策をするNHKをどう思う?

毎朝、感動したり苦笑しながら「いいとこさがし」をしつつ観ているNHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)も年が明け残り12週となり、ついに全話156話(予定)の半分を切った。そんな今日、ネットニュースでこんなものを見かけた。
なお、また、本記事では「宮崎あおい」さんの「さき」は本来の「立つ崎」が機種依存文字のため「崎」に統一しています。
“五代さま”死す! 朝ドラ「あさが来た」、最期まで五代さまにスポットをあて放送 産経WEST
佐野元彦・制作統括は「物語も後半に入り、登場人物も代替わりします。五代友厚さんが亡くなった史実は動かすことができません。22日放送で五代さんは最期を迎えます。11日から2週にわたって五代さんが中心となったストーリーになります」と説明した。
(中略)
「五代さんの人気はすさまじいほど」ということから、五代没後も回想シーンなどでの再登場を考えていると話した。
「視聴者の声だから」はNHKのいつものやり方
更に記事によれば、順風満帆だった人生に次々と試練が訪れ、それを乗り越えたところで病に襲われる五代を、これまで五代に助けてもらってばかりだったヒロイン・あさ(波瑠)と夫の新次郎(玉木宏)が、五代さを応援するという展開になるそうだ。
もう、これを読む限りNHKは、来週からの2週間はガッツリと五代ファンをテレビに釘付けにして視聴率獲得を狙う気満々だ。まあ、NHKの視聴率至上主義的経営には文句があるが、これまでも朝ドラは視聴者の顔色を見てストーリーを変えてきた実績があるから、今回も全く後ろめたさはないのだろう。
朝ドラは、とにかくヒロインを明るく楽しく描いて欲しい
正直、今年になってかなり脇役同士の恋バナがストーリーの中心になっており、観る人にとっては不満を持つ人がいるのも良く分かる。まあ、私の場合は感想記事にも書いているように、まだ「いいとこさがし」が出来るレベルだから目くじらを立てる程ではないと言うだけのこと。
とにかく、今後の展開に願うのは、朝ドラだからヒロインあさと本作であれば夫の新次郎がしっかりと描かれ、女傑と呼ばれ女性実業家のパイオニアである主人公が前評判通りに描いて欲しい。
そして、だいぶ矛盾するようだが、朝ドラだから多少は脇役が必要以上に持ち上がられても、脇道に逸れても、楽しくて面白くて、毎朝良い気分にさせてくれればそれで良い思う部分もある。のだが、こんな文章で記事は結ばれるから困ってしまう…
正籬(まさがき)聡大阪放送局長は、早くも「あさロスが怖い」という視聴者の声をいただいていると語り、後半は「あさと姉のはつ(宮崎あおい)の子供たちの関係が深く描かれ、ますます面白くなってくるので期待してほしい」と続けた。
女傑は本当に描かれるのか!?
もう『はつが来た』が見られなくなって暫く経つが、どうやら “五代さま2 ウィーク” が終わったら再び『あさが来た』と『はつが来た』の豪華2本立て仕様になるらしい。そりゃ、視聴率を考えたらNHKがやらない手はないのは当然のこと。
ここで唐突にあさのモデルである広岡浅子さんの史実を持ち出すのもなんだが、浅子さんの2歳上の異母姉である春さんは25歳の若さで亡くなっているのだ。そうなると、はつのくだりは完全に創作と言うことになる。そう、脚本家先生とNHKの言わばやり放題。
これも何度も書いているが、「はつ」の登場人物としての魅力の上に、宮崎あおいさんの演技力と存在感、惣兵衛(柄本佑)を始めとした眉山家の面々のキャラの楽しさで、正吉(近藤正臣)亡き今の加野屋が少し心配になってくるのは私だけだろうか。そして、女傑は本当に描かれるのか。今後を見守るしかない。
あとがき
いよいよNHKも仕掛けてきますね。いろんな意味で面白くはなりそうです。それが本当に朝ドラの楽しみ方として正しいのかは分かりませんが、朝ドラってこう言うものって捉えれば良いのでしょうか。
従いまして、今後も暫くはブツブツ言いながら離脱することなく感想の記事は書くと思います。それにしても、皆さんはこのニュースを読んでどう思われますか?
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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
1 2 3 4 5 6
第2週『ふたつの花びら』
7 8 9 10 11 12
第3週『新選組参上!』
13 14 15 16 17 18
第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
25 26 27 28 29 30
第6週『妻の決心、夫の決意』
31 32 33 34 35 36
第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』
43 44 45 46 47 48
第9週『炭坑の光』
49 50 51 52 53 54
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『九転び十起き』
61 62 63 64 65 66
第12週『大阪一のおとうさま』
67 68 69 70 71 72
第13週『東京物語』
73 74 75 76 77 78
第14週『新春、恋心のゆくえ』
79 80 81 82 83
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