あさが来た (第80回・1/5) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第14週『新春、恋心のゆくえ』『第80回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
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番頭の亀助(三宅弘城)は、思いを寄せるふゆ(清原果耶)に縁談について問いかける。思いが揺れるふゆ。あさ(波瑠)はドキドキしながら見守り、亀助をなんとか応援したいと考え…。そんなある日、ふゆの父、彦三郎(上杉祥三)が縁談を決めた男をつれて加野屋にやってくる。威張っている彦三郎に、亀助は…。あさは、五代友厚(ディーン・フジオカ)から、反対されていた商法会議所は、ある人物の説得があったという話を聞いて…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今日は恐る恐る少しだけ感想を書いてみる…
どうやら、「面白い」「楽しい」と書かないと、非公開希望で「お前は精神分裂者か!」なんて誹謗中傷コメントが届くから、もう本作の感想からしばらく撤退しようと思うのだが、賛同コメントも頂くので、今日は恐る恐る少しだけ書いてみようと思う。
あとは主人公が活躍するだけなのに…
今週は、あさ(波瑠)のくだりは添え物程度の扱いかと思ったが、今日は後半でそれなりに描かれて良かった。ただ、五代友厚(ディーン・フジオカ)の功績がナレーションベースで終わったのが残念。確かに五代は主人公でないのだが、ヒロインの仕事っぷりを描くには要重要人物なのは間違いない。
こう言う部分の描写を端折るから、回を重ねる毎にあさの仕事のくだりが物語の中へ埋没してしまう。しかし、良い方向に考えれば、もっとあさ自身を描けば、あさの仕事における偉業については、まだまだ浮上する可能性は大きいってこと。とにかく、俳優は揃っているのだから、あとは主人公が活躍するだけなのに残念。
亀助とふゆは時既に遅しだが、スピンオフは無理なのか?
亀助(三宅弘城)とふゆ(清原果耶)のやり取りはそれなりに楽しいし、この先どうなるか興味が無い訳でも無い。でも、主人公の物語を停滞させてまで描く必要があるかは疑問が残る。
もしも、スピンオフなんてことが可能なら、そんな形で描けば良かったし、今後も多くの登場人物たちの人生あれこれを描くのだろうが、その辺も番組編成で工夫した方が、本編もスピンオフもオイシイ結果になると思うのだが。
ヒロインの女傑っぷりを描いて欲しいだけなのに…
激動の時代に激動の人生を送った女性実業家のパイオニアである女性をモデルにした朝ドラのはず。なのに、大事故で窮地に陥った九州の炭坑事業のその後のことも加野屋の現状の緊張感もほぼ見られず、炭鉱の仕切りに行った榮三郎(桐山照史のその後の音沙汰も描かれない。ヒロインの女傑っぷりは見えずに、ただ周囲を見ている人にさえ見えていることさえある。
こののんびりした雰囲気、脚本家の強かな伏線か?
まあ、今週のこののんびりした雰囲気だが、ヒロインの無聊を託つ(することがなくて,たいくつな生活を嘆く)様子や、ふゆの望まない縁談話のくだりは、今後描かれるであろう(そうに違いないと期待しているの)これからの女性の意識改革をヒロインあさが強く感じていく脚本家の強かな伏線と思うとするか。
あとがき
それなりに面白いとは思います。朝ドラらしいホームドラマの楽しさもあります。しかし、歴史に残る女傑と言われた実在の人物をモデルにしたドラマとして見ると、少々残念過ぎます。女の人が生き生きとその時代を生き、次の時代を切り開いていくのも朝ドラの1つの定番だと思います。そこを単純に描くことって出来ないのでしょうか。明日に期待します。
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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
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第2週『ふたつの花びら』
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第3週『新選組参上!』
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第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
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第6週『妻の決心、夫の決意』
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第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』
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第9週『炭坑の光』
49 50 51 52 53 54
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』
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第11週『九転び十起き』
61 62 63 64 65 66
第12週『大阪一のおとうさま』
67 68 69 70 71 72
第13週『東京物語』
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第14週『新春、恋心のゆくえ』
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