NHK新春スペシャルドラマ「富士ファミリー」 (2016/1/2) 感想

NHK総合・NHK新春スペシャルドラマ『富士ファミリー』(公式)
『薬師丸ひろ子、小泉今日子が姉妹を演じる大注目のお正月ドラマ!富士山のふもとにある時代遅れのコンビニを舞台に送る、ちょっと変わった家族の愉快な物語。木皿泉脚本。』の感想。
富士山のふもとにある小さなコンビニ「富士ファミリー」。鷹子(薬師丸ひろ子)、ナスミ(小泉今日子)、月美(ミムラ)は美人三姉妹と評判だったが、ナスミは他界、月美は結婚。今は鷹子とナスミの元夫・日出男(吉岡秀隆)、笑子ばあさん(片桐はいり)で店を営んでいる。年末のある日、死んだはずのナスミが笑子の前に現れ、あるメモを見つけて欲しいと言う。謎の言葉が残されたメモ、これをきっかけに大騒動が巻き起こる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
小泉今日子さん目当ての視聴だから…
小泉今日子さん目当ての視聴のため、キョンキョンが主演していれば大概のことは目をつぶれって見られるのだが…
「木皿泉×吉田照幸」らしい好みが分かれる仕上がり
脚本は、独特な台詞と間で創り出す個性的な世界観で、人間の自由な生き方を描くのが得意な木皿泉氏だが、私の苦手な作家さん。演出は、笑えるドラマが得意な吉田照幸氏。この2人が、超個性派俳優を集めてちょっと変わった大家族のザ・ホームドラマをこしらえた。
正に、“この脚本家と演出家らしい” 仕上がりで、良くも悪くも好みが分かれる作品になり、みんなが笑って泣ける大人のための奇跡の物語として楽しめたのかは微妙なところではなかったろうか。因みに私は “ビミョー派” だった。
登場人物の多さとエピソードの詰め込み過ぎで…
そう思ってしまった一番の理由は、登場人物の多さとエピソードの詰め込み過ぎによる、ホームドラマには似合わない窮屈さと散漫さ。まあ、本来ならこの俳優陣と内容なら、MHKなら45分×8話程度の連ドラが無難なところではないだろうか。テーマも出演者も悪く無いから、連ドラで続編があれば観てみたい。
あとがき
昭和の名作ホームドラマの1つである向田邦子さんの『寺内貫太郎一家』が描いた、大家族でも埋没しない強烈な存在感のある登場人物たちの悲喜交々への熱いオマージュは強く感じました。それだけに、劇中の時間がもっとゆっくりと長閑に流れるような演出で観てみたかったです。
昭和50年代からアイドル界のトップを走り続けている平成28年の小泉さんと薬師丸さんで描く昭和チックなホームドラマなんて、実に面白い企画。是非、練り直して戻ってきてほしいです。
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