あさが来た (第77回・12/25) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』公式
第13週『東京物語』『第77回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


あさ(波瑠)が東京を去ろうとした日、大久保利通(柏原収史)が暗殺される。号外が飛び交う中、あさは、五代友厚(ディーン・フジオカ)を心配に思い、駆けつける。ショックを受けている五代は、酒を飲んでいた…。一方、大阪の新次郎(玉木宏)は、加野屋で働くふゆ(清原果耶)に縁談の話が来て、あることを思いつく…。ふたりきりになったあさと五代は、大久保利通のことを話していると…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

先週まであんなに訴求力ある秀逸なアバンだったのに…

昨日に比べれば、前回を振り返らず、大阪と東京を交互に見せて悪いとは思わないが、やはり引き伸ばしに見えてしまう。先週まであんなに訴求力のある秀逸なアバンタイトルだったのに。これ、先週と同じ西谷真一氏が演出しているのかと本気で疑ってしまう。やはり、年末の週末と言う特殊事情が働いているのだろうか。

あさが五代の心中を察する大切なシーンだから…

さて、主題歌明けての本編。ここも大阪と東京、新次郎(玉木宏)の三味の音とストリングスの劇伴を重ねて、懸命に大久保利通(柏原収史)の暗殺事件の事の重大さと関係者の落胆を描こうとしているのは、よーく伝わってくる。正確に言うと、サウンドトラックだけを聴けばよーく伝わってくると言えば良いだろうか。

しかし、映像は聴覚も大切だが視覚的要素が一番大事。簡単に言えば見た目が大事だと思う。白昼堂々の政界トップ暗殺で、号外が飛び交うほど日本中が騒然とした大久保利通暗殺「紀尾井坂の変」が起きたからこそ、五代(ディーン・フジオカ)を心配してあさ(波瑠)が駆けつけてるって設定の場面のはず。

自分自身を認めてくれた五代に、未だ恩返しすら出来ていないあさが今出来ることと言えば、五代の心中を察して彼のもとを訪ねること。このくだりそのものは悪く無いし、むしろ、あさと五代の関係を描くのに必要なエピソードだと思う。それだけに、もっと丁寧に描いて欲しかった。

あさが走る東京の街が不自然すぎやしないか?

あさとうめ(友近)がどうするか悩んでる街角には、号外を読んでる人はいるが、通行人はしょぼしょぼ。その上、あさが走り出すまでのカットは、うめはほぼカメラに背を向け、顔が見えるのはあさだけで、台詞はほぼすべてアフレコ。撮影現場で不具合でもあったのかと心配すらしてしまう違和感。

更に、あさが走る東京の街は閑散とし、通行人もまばらに歩いていると言う不自然さ。屋内セットでなくロケセットでの撮影で、明治時代の衣装をつけたエキストラを呼べなかったのか裏事情は知らないが(影の長さを見ると、多分かなりの早朝ロケだったと思う)、橋は無人だし、東京に来たばかりのあさが走るのは路地裏ばかり。

先週の丁寧な演出を踏襲するならば、朝ドラのど定番であるヒロインが通行人とぶつかってよろけるカットや、うめを置いてけぼりにするくらいに足が速いカットの1つや2つはあっても良さそうな場面。だって、あさはおてんば娘なんだし、女中のうめがあさを1人で行かせるのも不自然だし。

こんな違和感ある描写をするなら、大阪への出発の挨拶に五代を訪れた際に事件の一報が飛び込んでくる設定の方が自然だったのではないだろうか。その方が、「ディーン・フジオカ劇場」も見応えがあったような気がするのだが…

亀助も楽しいし、新次郎の優しさも良いのだが…

そして、今度はふゆ(清原果耶)の恋バナ。亀助(三宅弘城)の存在は、朝ドラらしくて楽しいし、新次郎の優しい気持ちも良いのだが、ここでインサートする必要があったのかは疑問が残る。

あとがき

今日も、決して面白くない訳ではありませんし、あさの物語として “あさの心情” を描こうと必死なのも伝わるんです。でも、どうしても先々週、先週と比較すると今週はどうしても見劣りしてしまいます。今日にしても、明らかにカット数は少ないし、カメラも動かないから、映像そのものの楽しさを感じにくいのです。

とても重要なシーンなのに、五代のもとへ駆けつけるあさのシーンに物足りなさを感じてしまう。取り敢えず、五代ファン向けの年末サービスと言う位置づけにしておけばいいのかな。まずは、明日描かれるであろう、あさと五代が更に深い信頼関係を築く場面に期待したいと思います。

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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
1 2 3 4 5 6
第2週『ふたつの花びら』
7 8 9 10 11 12
第3週『新選組参上!』
13 14 15 16 17 18
第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
25 26 27 28 29 30
第6週『妻の決心、夫の決意』
31 32 33 34 35 36
第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』
43 44 45 46 47 48
第9週『炭坑の光』
49 50 51 52 53 54
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『九転び十起き』
61 62 63 64 65 66
第12週『大阪一のおとうさま』
67 68 69 70 71 72
第13週『東京物語』
73 74 75 76

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