あさが来た (第73回・12/21) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第13週『東京物語』『第73回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
あさ(波瑠)は、五代(ディーン・フジオカ)に近代化していく東京を視察することをすすめられる。東京は、文明開化がすすみ産業や商業が発展し、東京商法会議所が間もなくつくられる予定であった。大阪の発展のためにも見てみたいと思うあさ。しかし、娘の千代がまだ幼く、九州の炭坑の問題も解決していない中、東京に行けないと話すあさに、新次郎(玉木宏)は…。そして、よの(風吹ジュン)は、あさに対して…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今週も西谷真一氏らしいアバンタイトルでスタート
冒頭、まず、しっとりしたストリングスの楽曲で先行し、先週のメインの物語である正吉(近藤正臣)の最期と葬儀の様子をさらりと描き、今度は土曜日にネタ振り済みのエピソードをナレーション先行で主題歌が追っかけて、サブタイトル『東京物語』のエピローグを50秒弱でコンパクトに成立させた。
このアバンタイトルの演出は、そう先週と同じ西谷真一氏による演出の特徴。と言うことは、本編もメリハリありテンポ良く進むと言うことだろう。そんなことを感じさせるアバンで始まった月曜日だ。
正に、「エピソード2」が始まった
いよいよ新次郎(玉木宏)が妻・あさ(波瑠)を的確に支えて、あさ(波瑠)が外に出て行く物語、土曜日の感想で書いた「エピソード2」が始まったと言う感じ。亀助(三宅弘城)とうめ(友近)のコミカルなやりとりも朝ドラらしいし、新次郎と榮三郎(桐山照史)の兄弟の関係も描く。
今週も小道具使いの上手さは本作らしい
よの(風吹ジュン)が招き猫の置物を持って登場したことで夫を亡くした悲しみから立ち直った様子を描いたり、炭鉱で作った剣術士の人形であさの男勝りの部分を描いたり、千代が招き猫で遊ぶことで女の子らしい性格であることを描いたりと、今週も小道具使いの上手さは本作らしいと思う。
あとがき
今週は年明けに繋げる大事な週。しっかりと引き継がないといけません。その点、今日を見る限りちゃーんと紆余曲折を描きつつ、『東京物語』の序章を描き切るみたいですね。ナレーション処理など少々気になりますが、とにかく朝ドラらしい作風と登場人物が生き生きと動いているので、完成度は高いと思います。
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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
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第2週『ふたつの花びら』
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第3週『新選組参上!』
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第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
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第6週『妻の決心、夫の決意』
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第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』
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第9週『炭坑の光』
49 50 51 52 53 54
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『九転び十起き』
61 62 63 64 65 66
第12週『大阪一のおとうさま』
67 68 69 70 71 72
第13週『東京物語』
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