下町ロケット (第10話 最終回25分拡大SP・12/20) 感想

下町ロケット

TBS系・日曜劇場『下町ロケット』公式
第10話/最終回25分拡大SP『裏切り者は許さない日本プライドを持て!ロケットの夢・人工弁の夢を打ち上げろ!!』の感想。
なお、原作小説:池井戸潤氏の『下町ロケット』『下町ロケット2 ガウディ計画』は未読。WOWWOW版は未見、ラジオドラマ版も未聴。


フリージャーナリスト・咲間(高島彩)の協力を得て、滝川(篠井英介)と貴船(世良公則)の癒着を暴いた佃(阿部寛)。滝川は審査官を降ろされ、ガウディ計画はまた一歩進展する。さらに、山崎(安田顕)の設計図を無許可で流用し、不完全なバルブを納入して医療事故を引き起こした椎名(小泉孝太郎)も追及。責任を認めない椎名に対し、佃らは証拠を調べあげ、両者の対立はついに決着の時を迎える。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

本作を楽しんだ人には申し訳ないが…

本作を楽しんだ人には申し訳ないが、私は選挙演説の最終日のラスト5分の涙目の熱弁の連続みたいな、つくり手がテレビの向こうでニヤニヤしながら視聴者を煽ってくるような姑息な演出に影響を受けないから、まず全10話について書いてみる。

本作の基本構造は時代劇や刑事ドラマでお馴染の “勧善懲悪” だ。そして、第5話までの前編は「夢」を抱き技術者とて真摯に向き合う者たちを「善」とし、それを自社の存続や自分の保身に利用する者たちを「悪」として描いた。

そして後編は、「夢」はどこかへ置き去りにして、「技術で救う命」と言う実に曖昧なテーマにして、「部品」を一生懸命につくる者たちを「善」とし、「盗作」「癒着」「汚職」を「悪」として描いた。

そもそも、人間ドラマを “勧善懲悪” のような単純なステレオタイプで描く脚本と演出が問題なのだが、本作がしでかした間違いは、「悪」ばかりを誇張して描き、「善」が何かを曖昧なまま描いたことだ。なぜなら、「悪」の中にも夢や技術や家族や仲間がいるのだから、善たるや何ぞやが絞り込めていない時点で、失敗だったと思う。

TBSがお祭り騒ぎするのは勝手だが…

さて、最終回及び詳細に話を移そう。まず、本放送直前に2時間もSP番組を放送するTBSのお祭り騒ぎに興醒めする。TBSにとってはキラーコンテンツとして重要なのは承知だが、多くの視聴者は後編以降、既にお祭り騒ぎ気分になれない程に落胆しているのではないだろうか。

煽るだけ煽って、終盤は詰め込んで端折るとは!?

そして、毎度書いて恐縮だが、ほぼ終盤の直前までこれでもかと言う位に登場人物たちのどアップの充血した目と音楽での煽りの連続。で、いよいよ終盤に差し掛かり週刊誌の記事が出た後の展開も端折り過ぎて良く分からず仕舞い。肝心のコアハートもしょぼしょぼな存在に。顧問弁護士同士の対決も見当たらず。

存在自体が問題の娘の就職もアッサリと入社済み。ラストの椎名(小泉孝太郎)の登場も殆ど意味不明。私なんぞは馬鹿だから、画面のど真ん中に「完」と表示されないから、いつ終わったのかさえも分からなかった。25分も延長して、肝心のエピローグが詰め込み過ぎなのに端折り過ぎで尻切れ状態ってどう言うこと?

あとがき

普通に「技術者の夢」をテーマに、前半はロケット開発、後半は人工弁開発を下町工場が大企業を相手にがんばる連ドラを作れば、1粒で2度美味しい作品になったと思います。それと池井戸潤作品原作ドラマはこう作るみたいな縛りは止めた方が良いです。と言っても、もうあの演出の神通力は弱まってると思いますが…

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