あさが来た (第72回・12/19) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』公式
第12週『大阪一のおとうさま』『第72回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


正吉(近藤正臣)の葬儀の後、あさはより懸命に働くようになっていた。あさは九州の炭坑へ1才の千代を連れていこうとして、新次郎(玉木宏)とよの(風吹ジュン)に反対されてしまう。新次郎とよのは、正吉が亡くなってからある考えを持つようになっていて…。あさはひとりで九州の炭坑へ行ったり、大阪に戻ったりしながら働いていた。そのとき五代(ディーン・フジオカ)が現れあることに誘う…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

新たな物語のプロローグとして上品で見事なアバン

何とも上品なアバンタイトルなのだろう。正吉(近藤正臣)の葬儀でお涙頂戴などせず、ごく自然に金曜日で一区切りをさせて、毎週のように土曜日は「新しい朝が来た」って感じで。

BGMだけややしっとりとさせて、九州の雁助(山内圭哉)まで描いて、葬儀の数日後の加野屋の日常がスタートするだけでなく、イントロ先行でそのまま主題歌に行くと思わせて五代(ディーン・フジオカ)を登場させ、その後の展開へ関心を惹くまで約1分35秒。

少し尺は長いが、また始まる新たな物語のプロローグとしては上品且つ見事なアバンだったと思う。

メリハリがあり飽きさせない展開が良い

そして、新次郎(玉木宏)と五代の会話の中でさらりと省略した亡くなる前の正吉を描いて懐かしがらせたと思いきや、今度はあのエレキギターのBGMで不穏な雰囲気を醸し出す。正に草食系から “肉食系新次郎” に変身したような面白さ。と思ったら、今度は悲鳴を上げる新次郎へ場面転換。このメリハリがあり飽きさせない展開が良い。

更に、何気なく話はヒロイン・あさ(波瑠)の物語へ移っていく。

あさ「働くことが好きなんだす。商いが好きなんだす」
      ※      ※      ※
あさ「何で、おなごは男のしてることしたら、あかんのだす?」

と、ここで本作では久し振りのガッツリと回想シーンと物語の振り返り。こんお2週間はほぼ前進するばかりだった本作を、正吉の死に合わせてここで小休止させて、改めてあさが働くことが好きだと名言させたのは巧い。正に本作の大きなテーマの1つであり、ヒロインの生き様をここでしっかり視聴者に再確認させた意義は大きいと思う。

こう言う再認識作業は長丁場の朝ドラではとても大切。ストーリーがブレないだけでなく、ある意味でこれまでの「エピソード1」のエピローグにもなり、これからの「エピソード2」のプロローグにもなる。こんな大切なことを、10分間でやってのけた。見事だ。

終盤でワザと本筋から話を逸らしたのも楽しい

終盤で、ワザと物語を脇道に逸らして、引っ張ってきた謎の男の種明かしと、ふゆ(清原果耶)の面食い話と、うめ(友近)の恋バナで明るく年越し。この辺のナレーションもあっさりしていて良かった。そして、次回のネタ振りと予告編が一体化しているように作られているのも心地良かった。

あとがき

先週のアバンで魅せる演出と違って、今週はコンパクトなアバンとテンポ良い本編と言う演出だったように感じます。折角、演出家が交代するなら、こう言う味付けの差を魅せるのも楽しかったです。脚本も安定感がありますし、俳優陣も板について来たって感じ。どんどん、ヒロインあさの物語になっているのが良いです。来週も期待して良さそうです。

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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
1 2 3 4 5 6
第2週『ふたつの花びら』
7 8 9 10 11 12
第3週『新選組参上!』
13 14 15 16 17 18
第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
25 26 27 28 29 30
第6週『妻の決心、夫の決意』
31 32 33 34 35 36
第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』
43 44 45 46 47 48
第9週『炭坑の光』
49 50 51 52 53 54
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『九転び十起き』
61 62 63 64 65 66
第12週『大阪一のおとうさま』
67 68 69 70 71

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