あさが来た (第71回・12/18) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』公式
第12週『大阪一のおとうさま』『第71回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


掘ることができなくなった九州の炭坑を加野屋の当主、榮三郎(桐山照史)は、手放すことを考えていた。あさ(波瑠)は手放す気はなく、なんとか再開しようとしていた。対立するあさと榮三郎。そのとき新次郎は…。正吉(近藤正臣)の容体は、よくなかった。あさや新次郎たちを集めた正吉は、みんなにあることを話す。その話を聞いたあさたちは…。その後、正吉はよの(風吹ジュン)とふたりきりの時間を過ごして…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

今回は前回までと違う雰囲気が漂うオープニング

あれっ?今回は最近封印して良い感じだったナレーションからスタート。これだけでちょっと不安なくらい、今週のアバンタイトルは見事な仕上がりだったのだが。それに尺も長めの1分45秒強だし。何か今回は違う雰囲気が漂うオープニングだ。

アバンから主題歌明けのメリハリ演出は健在

しかし、アバンで立ち込めた榮三郎(桐山照史)とあさ(波瑠)の加野屋の経営方針の違いも、主題歌明けでは明るく解決。この辺はナレーションが入っただけで今週貫いているアバンは前回を軽く振り返るだけで、あくまでも本編への滑らかなプロローグ的演出は踏襲されている。これもメリハリ演出と言って良いと思う。

父子水入らずの場面が、夕刻前の昼下がりなのが良い

そして、正吉(近藤正臣)と新次郎(玉木宏)の父子水入らずの会話のシーン。いつもより陽が高い時刻の夕日が射しこむ正吉の病床。これ、いつものもっと陽が落ちた赤っぽい夕日だと “いよいよ感” が出てしまう。そこのところを、上手に病人が一番安定しそうな夕刻前の昼下がりと言うのがやさしい。

今日の時間経過は、正吉の残り時間を表しているから…

で、翌朝になると病床の正吉の具合がだいぶ悪くなってるって設定。そして場面は一度外へ。そして再び病床へ。今日の時間経過は正吉の残り時間を表している訳で、この辺の編集はもう少しドタバタ感を削いで、ゆったりとしても良かったかも。千代は隣の部屋から来ても良い訳だから…

これは、正吉の「よのと2人にしてくれへんか」直後のあさたちの別室の1カットも同じ。どうせインサートするなら回廊の角の軒下にぶら下っている吊灯籠の方が雰囲気が出たのでは?父を心配する子らを描きたいのは分かるのだが。

上方落語を活かした正吉の空想噺はお見事

そして、正吉とよのの最後の、いや最期の会話のシーンはお見事の一言。桂米朝さんと親交が深かった近藤正臣さんの上方落語を活かした、空想のよのとのお伊勢参りを演じたのは見事な演技力。大阪が舞台の朝ドラで上方落語と言う粋なセンスは正臣さんのアイデアに違いない。素晴らしい芝居だったと思う。

今日は、この芝居を見るだけで価値はあったと思う。

あとがき

近藤正臣さんが正吉の最期を見事に演じてくれたので満足度は高いです。そして映像できっちり描いたことも評価します。それだけに、それだけにもっと落ち着いた表現で観てみたかった。すべてのナレーションを外し、1カット差し替えるだけで良いのです。

だって、語らずも映さずとも、サトシが警察に出頭するだろうことは想像できるし、あさたちが父をこの上なく心配しているのは、映像で魅せているのですから。ですから、尚更もはや「また、新しいあさが、やって参りました」も不要なくらいに完成度は高いと思います。「ぽん」はキャラづくりで良いとして…

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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
1 2 3 4 5 6
第2週『ふたつの花びら』
7 8 9 10 11 12
第3週『新選組参上!』
13 14 15 16 17 18
第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
25 26 27 28 29 30
第6週『妻の決心、夫の決意』
31 32 33 34 35 36
第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』
43 44 45 46 47 48
第9週『炭坑の光』
49 50 51 52 53 54
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『九転び十起き』
61 62 63 64 65 66
第12週『大阪一のおとうさま』
67 68 69 70

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